子育て情報『お肌がボロボロに!? 日本人が不足しがちな「タンパク質」の重要性』

お肌がボロボロに!? 日本人が不足しがちな「タンパク質」の重要性

基礎代謝低下もそうですが、美容のためにダイエットをしたはずなのに、栄養バランスをないがしろにしたせいで、痩せたもののお肌や髪がボロボロ、という事態は避けたいものです。

あまり知られていませんが、タンパク質は免疫グロブリン という抗体の原料で、この抗体には体に入ってきた細菌やウィルスを排除する働きがあります。

そのため、タンパク質不足になることで、免疫力が低下し、感染症などの病気にもかかりやすくなるのです。

この他にも、タンパク質不足は、思考力や集中力の低下、体に必要な酵素やホルモンの不足、体力不足、貧血などを招き、健康に悪影響があることがわかっています。

●タンパク質摂取量の目安

それでは、実際に1日あたりどれくらいのタンパク質を取ればいいのでしょうか!?

タンパク質の必要量は体重によって違い、成人の場合は、体重1kgに対して約1gのタンパク質が必要 とされています。

成長期の子どもの場合は、体重あたりに必要なタンパク質の量が大人よりも多くなります。

以下は厚生労働省の『日本人の食事摂取基準(2015年版)』による年齢別タンパク質必要量です(日本人の各年齢の標準体重を基準に算出された数値です)。

厳密にいうと、女性の場合は妊娠中や授乳中は必要量が異なり、乳児の場合は月齢によって異なるので、詳しくは『日本人の食事摂取基準(2015年版)』の報告書をご覧ください。


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【年齢別1日当たりに必要なタンパク質量】
(男性/女性)
・1〜2歳……20g/20g
・3〜5歳……25g/25g
・6〜7歳……35g/ 30g
・8〜9歳……40g/40g
・10〜11歳……50g/50g
・12〜14歳……60g/ 55g
・15〜17歳……65g/55g
・18歳以上……60g/ 50g

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上記は目安量であるため、スポーツをしている場合などはより多くのタンパク質が必要になります。

●良質なタンパク質をバランス良く取ることが重要!

ここまでタンパク質の必要性を紹介してきましたが、注意したいのは、良質なタンパク質を摂取しないといけないということ。タンパク質は20種類のアミノ酸からできており、そのうち9種類は体内で作ることができないため、私たちは食物から取る必要があります 。

そして、これら必須アミノ酸がバランス良く含まれている食品が良質なタンパク質なのです。

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