鳴らないケータイも!? ママが「緊急地震速報」の後に取るべき行動
とのことでした。
火の元の確認や避難経路の確保は二の次で、とにかく、まずは自分の体を守ることが先決!
「そんなの知ってるよ!」と、お考えではないでしょうか?
平成25年4月に気象庁が行った『緊急地震速報に関する緊急調査』では、「実際に緊急地震速報が鳴ったときにどのような行動に出たか」という質問に対して、「テレビやラジオで地震の情報を知ろうとした」という回答が最も多く(46.8%)、その他にもさまざまなアクションが挙げられました。
このアンケート調査から私が特に注目したいのは、以下の回答です。
・「様子を見た」…17.7%
・「何のことか分からず、何もしなかった」…5.9%
・「自分には関係ないと思い、何もしなかった」…2.4%
・「何をして良いのかわからず、何もしなかった」…9.5%
・「揺れに間に合わなかったので、何もしなかった」…9.5%
「いろんな言い回しに変えてあるけど、要は何もしなかったんじゃん! 」という回答がこんなにもありました。
さらには、「揺れに備えて身構えた(26.9%)」というものも。
身構えた……?
この他の回答を見ると、「テーブルの下に避難した(0.4%)」「布団をかぶった(8.9%)」などかなり具体的な行動が挙げられている中、“身構えた”というのは……地震がくるから、グッと踏ん張ってみたのでしょうか。それって、何もしていないのと同じ なのでは……?
つまり、緊急地震速報の音を聞いても、結果何もできなかったという方が案外多いという事実があるのです。
「私なら大丈夫!」という過信はNG!緊急地震速報が鳴ったときどこに避難するか、普段からイメージトレーニングをしておくべきだといえるでしょう。
そのタイミングは、数分後にやってくるのかもしれません。
●緊急地震速報が鳴ったらするべきことを予習!
●自宅にいる場合
頑丈な机などの下に避難。クッションやまくらなどで頭を守ることも大切。
窓の近くや、転倒の恐れがある家具には近づかないこと。揺れが収まるまでは外に出ず、火の元の確認なども無理に行わない こと。
●人が大勢いる施設にいる場合
落ち着いて、施設のスタッフの指示に従う。●車を運転している場合
ハザードランプを点灯し、周りの車に気をつけながら緩やかに速度を落とす。大きな揺れが来たら、道路の左側に停車する。
●電車・バスに乗っている場合
手すりや、つり革にしっかりとつかまる。