鳴らないケータイも!? ママが「緊急地震速報」の後に取るべき行動
●エレベーターに乗っている場合
各階すべてのボタンを押し 、停止した最寄りの階で、速やかに降りる。
●街中にいる場合
丈夫なビルがあれば、その中に避難。避難する場所がない場合は、ブロック塀や看板、割れた窓ガラスなどに気をつける。
●山や崖の近くにいる場合
落石や、がけ崩れに気をつける。
●「緊急地震速報が鳴らないケータイ」について
上記で紹介した気象庁のアンケートでは、緊急地震速報に気づかなかった方の中に、「持っているケータイが鳴らなかった(34.2%)」という声がありました。まさに、私がママ友から聞いたケース!
なぜこのようなことが起こるのでしょうか?気象庁の公式サイトでは、以下のように説明されています。
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携帯電話で緊急地震速報を受信するためには、
・お手持ちの携帯電話が受信対応機種 であること
・受信のための設定 が行われていること
が必要になります。
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受信対応機種であっても、受信するための設定ができていない場合は鳴らないのだそうです。
設定方法はキャリアや機種ごとに異なるので、もしも鳴らない場合はチェックしてみてはいかがでしょうか。
●「鳴ったらどうする」がわかれば、恐怖心も薄れるかも?
緊急地震速報の音を恐ろしく感じる理由の一つに、「数秒後に命の危機がくるかもしれないのに、なす術(すべ)がない!」という絶望感 が関わっているように感じます。
「鳴ったときには、こう動く!」というルールをあらかじめ決めておけば、恐怖心も薄れ、より冷静な判断や行動に移すことも可能なのではないでしょうか?
そしてそのルールを、家族全員で共有しておくことも重要です。
「ママのケータイがギュインギュイン鳴ったら、ここに隠れてね」と伝えておくことで子どもたちの安全も確保できれば、パニックになるリスクは軽減されるはず。
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緊急地震速報はただ恐怖心をあおるためのものではなく、数秒前に地震の到来を知らせてくれる便利なサービスです。ぜひ上手に活用してみましょう。
【参考リンク】
・平成25年4月13日の淡路島付近の地震における緊急地震速報に関する緊急調査の結果(速報)について | 気象庁(PDF)(http://www.jma.go.jp/jma/press/1304/26a/H25awajikinkyu_sokuho.pdf)