なくなった方がイイ!? 現役ママの「PTA活動」に関する意識調査
たしかに、陰湿な人間関係やムダとしか思えない会議への出席も、報酬が出るなら耐えられますし、モチベーションも上がりますよね。
実際、役員の歴任年数に応じて報酬を出している学校もあり、1年目2万円、2年目5万円、3年目10万円などといった制度を実施している例もあります。
選出に手間取って運営に行き詰まりを感じている学校は、検討してみてはいかがでしょうか。
また、東京都大田区立嶺町小学校では完全自主参加制の“PTO”という制度の運営に成功しているので、そちらを参考にしてみるのもいいと思います。
●「全員にすべき」は約2割
『PTAは子どもたちをサポートするもの。親の好き嫌いで活動の有無を決めていいわけがない。子どもへの愛情があるなら、全員参加が基本 』(40代ママ)
『やっぱりPTAはなくてはならないし、負担を平等にするためにも全員参加すべきだと思う。ただ、家庭環境によって負担の割合を軽減したり、なるべくムダな時間を減らすような努力は必要だと思う』(30代ママ)
「全員参加にすべき」と考えている方も少なからずいるようです。
たしかに現状の制度のままでは、任意制にするだけだと負担の偏りが大きくなる可能性があります。
また、PTAに全員参加することで保護者間のつながりを強固なものにしたり、担任の先生との関係を深めたりといったメリットもあります。
各家庭で異なる負担の大きさをどう調整するか、参加を嫌がるママをどうやってやる気にさせるかなど、いろいろな課題はありますが、皆が納得できる形であれば、“全員参加”も苦ではないはずです。
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いかがでしたか?今回のアンケートからは、多くのママが「PTA活動はなくなればいい」と考えていることが分かりました。
また、「完全任意制にしてほしい」と回答した人も含めると、約8割近くのママが現状のPTA活動に不満を抱えているといっても良いでしょう。
PTAがどうあるべきか、その答えはいまだに出ていませんが、菊池桃子さんのように、私たちも一人ひとりが声に出して問題提起をすれば、解決の糸口が見つかるのかもしれませんね。【参考リンク】
・【アンケート結果(1位〜5位)】「PTA活動」のあり方について、どう考えますか?(http://papimami.jp/75570)
●文/パピマミ編集部
●モデル/大上留依(莉瑚ちゃん)