顔ダニ繁殖でニキビに!? メイクを落とさずに寝るリスクと事後ケア方法
こんにちは、ライターのyossyです。
仕事や育児で疲れ切っていたり、飲み過ぎてしまったりすると、ついついメイクを落とさずに寝てしまう……なんてこと、ありますよね。 朝起きてから、なんとも言えない不快感と後悔に襲われるものです。
でも、メイクを落とさずに寝ることで、実際にどんな悪影響があるのでしょうか。落とさずに寝てしまったら、もう手遅れなのでしょうか?具体的に見ていきましょう。
●“寝化粧”が引き起こすリスク2つ
●(1)顔ダニが増える原因に!
メイクを落とさずにいると、不衛生なので当然細菌が増えやすくなります。また、一般的に“顔ダニ”とも呼ばれる『デモデクス』 が過剰に発生してしまう原因になるのです。
“ダニ”というと布団やじゅうたんにいるダニを連想しますが、顔にもダニは存在します。
顔だけでなく全身にいるのですが、皮脂を好むため顔にいることが多いそうです。
顔ダニそのものが問題なわけではなく、実はほとんどの成人の体に顔ダニはいる とのこと!
200万匹程度いる と言われていますが、皮脂量のバランスを取る役割を果たしてくれているのです。
しかし、古くなったメイクや皮脂、チリ・ホコリなどが顔に付着した状態で寝てしまうと……。顔ダニがこれらのエサを食べて増殖してしまうのです。
顔ダニは夜行性。夜に毛穴から出てきて排泄物・死骸などで肌を汚し、夜が終わるとメイク汚れで汚れた体のまま毛穴に戻っていってしまいます。
そして、ニキビや肌あれ、毛穴の開きなどの原因になってしまうのです。目には見えませんが、イメージしただけで恐ろしいですね。
●(2)細胞が酸化して、老化も進む!?
メイクを落とさないで寝ると、活性酸素も発生します。活性酸素は、元々は体を守る役割を果たしてくれるもの。
それ自体は体にとって必要なものなのですが、増えすぎると問題です。
細胞が酸化してしまい、シミやシワ、乾燥、たるみなどの原因 になってしまいます。
活性酸素が過剰に増えることで、老化につながる働きをしてしまうのですね。
●メイクを落とさずに寝たら、翌日は念入りなケアを
では、メイクを落とさずに寝てしまったら、もう手遅れなのでしょうか?
その場合は、まずは朝ゆっくりお風呂に浸かる、蒸しタオルを顔に乗せる、などして毛穴を緩ませ、念入りにクレンジング・洗顔をしましょう 。
そして、肌が再生するようにゆっくり休み、その日はたっぷり睡眠をとることが大切です。