あせもとは違う? 首がチクチクかゆくなる“汗あれ”の症状と予防法
【ママからのご相談】
近頃暑い日が多くなってきました。家の中にいても汗をかいてしまいます。最近気がついたのですが、汗をかくとどうしようもなく“首が痒い ”のです。
鏡で見ても目立った赤みや発疹はなく、ただチクチクと痒いのです。掻いてしまうと皮膚が傷ついて余計に痛い思いをすることになりますが、掻きたくて仕方がないので困っています。
子どもも汗をかいたときに首を気にしていることがあり、実際に掻いていることもあります。あせもとは違うようなのですが、対策がわかりません。教えてください。
●A. そのかゆみは『汗あれ』かもしれません。
ご相談ありがとうございます。ママライターのあしださきです。
本格的な夏を目前に、早くも肌トラブルが起きてしまって大変でしょう。私も汗をかいたときの“首のかゆみ”には長年苦しんできました。
見た目にはなんともなく、汗をかくと首がただただ痒い!皮膚科を受診しようにも、汗をかいていないときは痒みがないのでどう症状を伝えたらよいか分からずに、放置していました。
しかし、よく調べてみると同じ症状を持っている方も多くいるということ、またその対策法もあるということが分かりました。
そこで今回は、この症状が『汗あれ 』というものだということ、またその対処法をご紹介いたします。
●『あせも』と『汗あれ』どう違う?
汗をかいたときの肌トラブルといえば、まず思い浮かべるのは『あせも 』ではないでしょうか。
小さいお子さんをお持ちのママたちは、夏場はお子さんのあせも対策に頭を悩ませることも多いのです。
ベビータウンが2014年12月に実施した、「赤ちゃんのスキンケアの悩み」のアンケート調査があります。
その中で、「実際に経験した赤ちゃんの肌トラブルは?」という質問に対して「あせも」は「おむつかぶれ」「乾燥による肌荒れ」「乳児脂漏性湿疹」に次いで4番目に多い回答でした。
では、あせもとはどういう症状のことを指しているのでしょうか。
ユースキン製薬の『ユースキン家族のあせも汗あれ対策委員会』によると、『あせも』とは、運動などで大量の汗をかいた後に、汗を排出する管が詰まってできたブツブツ のことだそうです。
赤ちゃんや子どもだけでなく、近ごろの高温多湿の気候に加え節電により汗をかく機会が増えたため、“大人あせも”に悩む方も増えているとのこと。