“中1ギャップ”が心配! 子どもの中学校入学で親ができるサポート3つ
『わが子が悪い仲間に入るのではないか』(中1男子の母)
『学校に行きたくないと言い出したら……』(中2男子の母)
『いじめがあったらどうしよう』(中3女子の母)
『思春期に入るので、その辺が心配』(中3女子の母)
『性的な何かがあると怖い』(中2女子の父)
『何かあったとき、先生はどこまで対応してくれるのか』(中1女子の母)
などです。中学校では、生活が一変したように感じます。そのため、新しい環境(学習・生活・人間関係)になじむことができなくなって、ストレスからいじめが起こったり、不登校になってしまったりするといった問題が起こってくることもあります。
これを『中1ギャップ 』と言い、大きな問題となっているのです。
こういった状態になったときには、自分の居場所(ゆっくり心を落ち着けることができる時間・場所・人がいるなど)があることが必要です。
家庭を子どもにとって安心できる場所にしておく ことが、子どもの心の支えとなります。
●(3)金銭的な面
入学する前に、制服・カバン・指定のジャージ・通学費用などさまざまなものが必要になります。
入学前に準備が必要な物を購入するとなると、公立に入る場合は20万円程度かかると言われています。
私立の場合は50万円程度が必要になるようです(学校によって変わります)。
貯蓄を切り崩したり、学資保険からお祝い金が出たりということもあるため、それを使うと試算している家庭もあるかと思います。
それでも、シングルの家庭や、予算が足りないというところもあるかもしれません。
そのときは、各市区町村で『就学援助制度(就学援助費) 』を申請するという手もあります。この場合、次のような費用を出してくれます。
・学用品費
・通学用品費
・校外活動費
・通学費
・修学旅行費
・医療費
などです。ただし、申請後に審査がある市区町村もある ようですので、確認が必要になります。
こういった援助が住んでいる地域でもありますので、安易に教育ローンに走るのではなく、調べてみることで金銭面の不安を解消することになると思います(教育ローンが悪いというわけではありません。
援助がある場合は利用した方がいいということです)。
●おわりに
小学校から中学校へという大きな節目では、子どもだけでなく親の方が不安に思うことが大きいと思います。
不安は、不安になればなるほど気持ちが不安定になり、恐怖を生み出してしまうことにつながります。