オモチャ売り場で号泣!? 駄々をこねる子どもへの正しい接し方4つ
お菓子売り場やオモチャ売り場で、「買ってー!買ってー!」と泣き叫びながらひっくり返るわが子……育児をしていれば一度や二度は経験するはず。そんなとき、あなたはどうしていますか?
根負けして買い与えてしまう人もいれば、何とかして黙らせようとする人もいますよね。家庭によって対応は千差万別です。
では、子どもの将来のためにはどのような対策を取るのがベストなのでしょうか。
今回は発達心理学を参考にしながら、子どもの“買って買って攻撃”への対処法を学んでいきましょう。
●『抱きかかえてでもスグにその場を離れる』……街のママたちの対処法
まずは、街のママたちがとっている一般的な対処法を見ていきましょう。
『困ったときのジジババ頼み。「今度おじいちゃんにお願いしてみようね〜」と言って受け流しています』(20代女性/3歳女児のママ)
『大泣きして床に転がってしまったら、抱きかかえてでもいいからスグにその場を離れます。
周囲の目がキツいのもあるけど、場所を変えれば子どもも気が変わるし諦めがつく みたい』(30代女性/2歳男児のママ)
『“モノを買うにはお金が必要”と分かったらしく、「ゴメンね、ママお金ないの」と言うと納得してくれるようになりました』(30代女性/4歳男児のママ)
確かに、どれもスーパーやデパートなどでよく見る光景ですね。しかし、これらは本当に正しい対処法といえるでしょうか。
子どもの要望を丸投げされたおじいちゃん・おばあちゃんは困惑するでしょう。
問答無用で抱きかかえて店の外へ連れ出すことができるのも、子どもが小さいうちだけです。
「ママお金ないの作戦」に至っては、ウソを見ぬかれるのも時間の問題。バレてしまったらかえって厄介なことになりそうです。
なんだかどれも、その場限りのごまかしのように感じられてしまいます。
では、発達心理学的にはどのように対応するべきと考えられるのでしょうか。
●(1)出発前にすべきこと:事前の約束をし、先の見通しを持たせる
子どもが先の見通しを持って行動できるようになってくるのはおおよそ2歳です。
“約束”を理解するようになるのもこの頃から 。買い物に行く前に、今日はお菓子や玩具を買う日ではないのだということをしっかり説明しておきましょう。説明する際は、子どもと目線を合わせ、ゆっくり丁寧な言葉を使って話しかけるのがポイント。