褒めすぎはダメ? 夫を完璧な“イクメン”に育て上げるコツ4つ
こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。
育児を人任せにせず、ママ任せにさえせず、積極的に参加する男性を“イクメン”と呼びます。
この、ママたちの憧れ“イクメン”は、いわゆる母性に対する父性によって自然に育つものではありません。 ママや環境が作りだしていくものです。
最近、この“イクメン”欲しさに、アレコレと夫に指図をし、指導を試みようとするママがいます。
でも、良いイクメンを育てあげるにはそれなりの工夫や努力が必要です。
そこで、イクメン育ての経験者であり成功者である先人たちにその秘訣を教えてもらいました。
目次イクメンは褒めて育てるイクメンは褒めすぎないイクメンには家族単位のご褒美をイクメンに対する家族の理解を得ることまとめとして
●イクメンは褒めて育てる
子どもをあやすのも、オムツを変えるのも、家事全般でも、たとえそれが下手でも「うまい!」 と一言。
これが基本だと言うのは、共働きで夫婦が順番に1年ずつの産休を取ったAさん(40代)です。
最初の子を産んだ後、「私が最初の1年を見るから、次の1年はよろしく」と宣言をし、「週末は一緒に子育てしましょう」と付け加えたそうです。
こうして、最初の1年間の週末に“褒め”育イクメンに励み、翌年には職場復帰しました。
その後も2年おきに出産し、3児を育てているという素晴らしい計画出産・育児を実現しています。
そして、もちろん完璧なイクメンに育ったご主人は、そのたびに育児休暇を取得し、週末は必ず子どもたちの相手をしてくれる といいます。
1年もの育児休暇を3回も取らせてくれる会社もスゴイけれど、それを取る夫の勇気こそが“褒め”ポイントです。
●イクメンは褒めすぎない
褒めて育てるイクメンにはひとつ注意点があるそうです。それは矛盾するようですが、褒めすぎないこと。
前述のAさんは、最初は仕事で疲れて休みたいだろう夫に、週末を犠牲にして子育てを教えこむのが申し訳ない気持ちもあって、感謝の気持ちを込めて褒めすぎてしまったそうです。
その結果、夫はまだイクメンとして育ちきっていないうちに自信満々になってしまい、妻のアドバイスに耳を貸さなくなってしまった のです。子どもが日々成長していく以上、育児も日々勉強が必要です。
でも、夫が過度な自信や達成感を持ってしまうと、日々成長していく子どもについていけなくなってしまうといいます。