絵本は卒業!? 小学生になった子どもに文字ばかりの本を読ませるコツ
【ママからのご相談】
小学校2年生の娘がいます。幼稚園のころはよく自分で絵本を借りてきていて、寝る前に私やパパが読んであげていましたが、小学2年生になっても文字ばかりの“本”は最初の数ページで挫折してしまいます。
文字を読んだり書いたりすることは苦手ではありません。“本”を読めるようになる何か良い方法がありますか?
●A. 絵の少ない本を読み聞かせしましょう
ご相談ありがとうございます、ママライターのパピルスです。
「こどもが本を読まない!」「こどもが本に苦手意識がある」というママの嘆きの声をたびたび耳にします。
確かに幼稚園のころは絵本が大好きだったのに、小学生になってから文字の多い“本”を読むことは好きではない というお子さんはかなり多いようです。
絵本から“本”へ、自然と幅を広げていくにはどうすればよいのか、子どもと読書についての問題に長年取り組まれている脇明子氏の実践例と筆者の周りの読書好きの子どものママから聞いたコツをご紹介したいと思います。
●絵の少ない絵本、絵のない“本”の読み聞かせで想像する力のトレーニングを!
本が好きだという子どものママにお話を聞いてみると、2つの共通点がありました。
●(1)家に本が多い
まず1つ目は、「家に本が多い」ということです。
家族に本好きな人がいて、家の中で大人の本や子どもの本がすぐ手に取れるところに置かれている ということです。
『パパが本を読んでいる姿を見て、子どもも自分で読んでみたいと思ったみたいです』(40代ママ)
『小学校高学年のお兄ちゃんが学校の宿題で本を読んでいるのを見て、低学年の弟が真似して本を読み始めた』(30代ママ)
●(2)昔話や物語の“本”を読み聞かせしていた
2つ目は、絵本に限らず、昔話や物語の“本”を読み聞かせしていた、ということです。
1冊にたくさんのお話が集められている「○○のお話し30話」などの読み聞かせ本も人気がありました。
『毎日寝る前にお話を聞かせようと思って、たくさんのお話が掲載されている本を購入して読み聞かせました。絵が少ない本でもストーリーがおもしろいということが実感できたみたいです』(40代ママ)
『子どもが選ぶ絵本は絵が派手なものばかりだったので、絵は地味でストーリー重視の絵本を選んで読み聞かせしました。毎日というわけではなくて、私の気が向いたときだけです(笑)。