非常識なのは日本だけ? メイクやネイルをして登園する子どもの実態5つ
こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。
鏡の前で化粧をしているママの顔を興味津々な様子で覗きこむ子ども。特に女の子は、年齢に関係なく“キレイ”や“カワイイ”に敏感 です。
時には、ママと一緒にメイクやネイルを楽しむこともあるでしょう。
ただ、メイクやネイルは大人の女性のたしなみだというのが一般的な感覚であり、幼稚園や保育園などに通う子どもたちがすることではないと考えられてきました。
ところが昨今、口紅をさし、目元にアイライナーをひくなど、大人も顔負けレベルのアートネイルを施した制服姿の園児を見かけることがあります。
さすがにちょっとびっくりですが、本当に驚くべきは、それを注意されたときの子どもとその母親の反応です。
日本と海外の子どものおしゃれに対する考え方の違いと合わせてご紹介します。
●(1)「ママがしたんだもん!」
4歳の幼稚園児Eちゃんは、幼稚園教諭に「幼稚園にはメイクをしてこないでね。取りましょう」と言われて逆切れ。
「だって、ママがしたんだもん。ママのせいだもん。先生だってしてるもん」と言い張り、自分がルールを破っていると受け入れることができませんでした。
Eちゃんは、大泣きしてメイクでパンダ顔になってもなお、メイクを取ることを拒否し続けたそうです。
●(2)「何か問題が?」
保育園に通う3歳のOちゃん、フルタイムで働くママと一緒に毎朝通園しています。
保育士たちの間では、大人しく手のかからないいい子とされているOちゃんですが、一つだけ問題が。
それは、色つきグロスを愛用していること。
保育園ではお昼寝の時間があります。常に自分用のグロスを持ち歩くOちゃんのお昼寝枕にはベッタリとあとがついてしまいます。
ママに事情を話し、せめて色のないリップクリームにしてほしいと言うと、「お昼寝用の布団はウチのものだし、問題ないでしょ 」との返事だったそうです。
●(3)「個人の自由です」
5歳の幼稚園児であるTちゃんは、とってもおしゃまさん。
ママがネイリストなこともあり、いつも両手に完璧なネイルアートを施しています。そのカワイサには思わず、大人の方がうらやましくなるほど。
でも、大人ほどではなくとも長く伸ばした5歳児の爪とそこに施された石などの飾りは、時には武器にもなってしまいます。
本人の爪がはがれる などの危険性もあります。