年末年始は特に注意! 乳幼児の家庭内事故を防ぐポイント7つ
こんにちは。子育て研究所の佐藤理香です。
新しい年を迎える時期になりました。園や学校が休みに入るため、家庭内で過ごす子どもが多くなります。
また、年末年始は何かと人に会うことが多くなる時期で、気忙しくなります。
こんな時期に注意したいのが子どもの事故。ちょっと目を離したすきに……が大きな事故につながりかねません。
今回は東京消防庁と東京都がまとめたデータ等を参考に、家庭内で起きやすい事故 について確認していきましょう。
●乳幼児の事故が多い場所は?
東京消防庁の調べによると、平成18年から22年までの5年で約44,225人の乳幼児が救急搬送されました。特に1歳、2歳の子どもの事故が目立ちました。
驚くべきは、事故のうち7割は、住宅の中で起こっている ことです。
特に、お風呂で溺れる、階段やベランダから転落するというケースは命を落とす大事故につながる可能性があります。
●年末年始に気をつけたいこと(乳児~3歳まで)
3歳までの乳幼児は、言葉が未熟である、物事を理解することがまだ難しい、実際に行動できる能力が乏しいなど、多くの理由で事故が起こりやすい年齢です。
年末年始は、周囲の慌ただしさもあって、つい油断しがちになります。特に以下のことには気をつけましょう。
●(1)つまずきやすい物や段差
乳幼児はちょっとした物や段差でつまずきます。
この時期は親戚の家や実家など、いつも過ごす家庭とは別の場所に出かけることも多いもの。足元を確認してあげましょう。
●(2)階段の上り下りはサポートを
1歳前後から歩きはじめ、そのうち階段を上手に上り下りできるようになります。
しかし、3歳までの子どもはまだまだ不安定でいつ転落するかわかりません。
階段を利用する場合は、手をつないだり、親が下側を歩き支える などの対応を癖づけましょう。
●(3)スプーンやペン、歯ブラシなどをくわえたままにしない
ものをくわえたまま走るなどすると、転倒したときに口を切ったり、のどを突いたりします。
おもちゃも含めて、必要時以外は口にくわえたままにしないようにしましょう。
●(4)ヒーター、ストーブ、鍋など熱いものに注意
一段と寒くなる時期ですので、暖房を使ったり、温かい食べ物が欲しくなったりします。
ヒーターやストーブを利用している場合は柵(ガード)の利用 がおススメです。