給料減るだけ? 月末金曜に早く帰る“プレミアムフライデー”への賛否
反対派の代表的な意見がこちら。
『金曜日、仕事が片付かないまま帰宅させられる。その結果、土曜日に休日出勤せざるを得なくなる 。まあ、休日手当がつくだけマシなのかもしれないけど……』(20代女性/製造)
『早く帰った分だけ給料が減るので反対。消費行動を促進って言われても、お金ないから遊べないし 。さっさと帰ってネットするか、寝るしかない。ないですよ』(20代男性/販売)
また、月末の金曜日に早く帰ることができない業種・部署で働く人たちの存在を忘れてはいけません。
サービス業、医療職、教員や保育士など、プレミアムフライデーと無関係の仕事は非常に多いのです。
『商社で経理やってます。月末の金曜に早上がり?できるわけありませんよ(笑)。国のエライ人ってそんなことも分からないんですかね』(40代男性/商社)
『配送員ですが、これほど僕たちに無関係な制度はないですね。金曜日の15時以降、物流止まってもいいですか?通販で買った商品が届かなくてもいいですか?イヤでしょ?誰しもがプレミアムフライデーを楽しめる業界で働いているわけじゃないし、プレミアムを享受できる人がいるのは、その日に汗水流して働いている人がいるから。それを無視しているこの制度、イビツですよ 』(30代男性/運輸)
さらに、政府が計上した予算額に疑問を投げかける声もありました。
『このプレミアムフライデー、広告費とかで2億円くらい使っている と聞きました。もちろん、財源は私たちの血税ですよ。そんなに使って、果たしてどれくらいの効果があるのか。
強い疑問を感じました』(30代女性/医療関係)
----------
ここまで賛否両論が分かれているように、問題は山積していそうなプレミアムフライデー。
夏の定番として既に定着している『クールビズ』のように、官民問わず全国的に浸透させたいという狙いもあるようですが、果たしてうまくいくのでしょうか。
2017年2月末、この施策がどのようにスタートされるかに注目ですね。
●文/パピマミ編集部
●モデル/前田彩(桃花ちゃん)