長い目で見ればトク!? 保育士&先輩ママが語る“早生まれ”のメリット
お兄ちゃんのようにリーダーにはなれませんが、いつもみんなの様子をうかがい、和を乱さず行動しています。空気を読むチカラに長けている ようです』(40代女性/会社員/小学生男児、幼稚園女児のママ)
●(3)努力を惜しまない子になる
月齢が低いぶん、できないことがどうしても多くなりがちな早生まれっ子。
しかし、「長い目で見たらデメリットだけではない」と強く語ったママさんのエピソードです。
『小さいころは確かに、お友だちよりもできないことばかりでした。かけっこは常にビリ、鉄棒もなわとびもヘタ、絵も文字も書けない、口ゲンカではいつも言い負かされてばかり。家で悔し泣きしては、「みんなみたいに、できるようになりたい」と言っていました。
そんな息子も、小学3年生ごろになり、生まれ月の影響が少なくなってくると、メキメキと頭角を現すようになったんです。勉強も運動も、あっという間にクラスの上位に食い込むようになりました 。
劣等感をバネにして、コツコツと努力を続けてきた結果だと思います。「やればできるんだ!」ということが分かったときの、早生まれっ子の伸びしろはスゴイものがありますよ』(40代女性/主婦/中学生男児のママ)
●(4)入園、入学が早いのでママがラク
これをメリットと言っていいのか分からないけれど……と、そっと打ち明けてくれたママさんもいました。
『わが子は3月26日生まれ。ママ友の子は4月4日生まれ。ほんの1週間程度の差しかないのに、わが子が“一学年上”なんです。
つまり、ママ友の子よりも1年早く幼稚園に入れる ってこと。これには正直助かりました。ママ友も羨ましがっていましたね』(30代女性/幼稚園女児のママ)
手のかかる時期、少しでも早くお子さんを入園させたいと願うママたちの本音が垣間見えますね。
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今回お話を聞かせてくれた人たちのほとんどが、「早生まれが発達に直接影響するのは、せいぜい10歳くらいまでだと思う」と語っていました。
その後は持って生まれた気質や生活環境などに大きく左右されてくるようです。
早生まれっ子を育てるときは、決して焦らず、長いスパンで発達を捉えることがとても大事。やさしくあたたかく、見守ってあげましょうね。
●文/パピマミ編集部
●モデル/藤本順子(風悟くん)
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