半数が間違えてる? チャイルドシートの正しい選び方&取り付け方
こんにちは。元教習指導員の奈都木あやです。
お子さん連れの車移動で、不可欠なものといえばチャイルドシート。
しかし、お子さんの体に合っていなかったり、正しく取り付けられていなかったりすると、事故のときに大切な命を守れません。
今回ご紹介するのは、ママだけではなく、パパにも今一度ご確認いただきたいチャイルドシートの基本です。
●チャイルドシートの必要性
「ちょっとそこまで」というときも、「いつもゆっくり走っている」という人も、チャイルドシートは絶対に着用させましょう。
幼児が車に乗っているときの交通事故データ(日本自動車工業会)をご説明します。
事故は土曜・日曜に多く、目的は「買い物」が31% です。
次いで、「訪問」。休日、買い物してからじいじ、ばあばの家へ行く途中だった、なんてありふれた光景が目に浮かびますね。
また、チャイルドシート非着用の幼児が、死亡・重傷だった事故の車の速度は、時速40km/h以下が50%を占めています。
つまり、チャイルドシートを使用していない場合、“低速で走っていても被害が大きくなる ”可能性があり、いかにチャイルドシートが重要であるかがわかります。
●チャイルドシートの選び方3つ
●(1)交換のタイミングを視野に入れて
チャイルドシートは、乳児用・幼児用・学童用の3種類が基本です。さらに、乳児・幼児兼用タイプや、幼児・学童兼用タイプというものもあります。
どのタイミングで買い替えるかも考えて購入した方が経済的かもしれません。
また、チャイルドシートの着用義務は新生児から6歳未満ですが、それ以降もジュニアシート(学童用)を使用しましょう。
なぜなら、シートベルトを適正に使えるのは身長140cmくらいから とされているからです。
それよりも身長の低いお子さんの場合、事故時に、首や腹部などに重大な傷害を負うことがあります。
●(2)安全基準に適合したものを
国土交通省の保安基準に適合したものを使用しましょう。現基準マーク(Eマーク)か、旧基準マーク(自マーク)がついています。
せっかくチャイルドシートを使用していても、安全性の低いものでは意味がありません。
また、保安基準を満たしたものでなければ、法的にはチャイルドシートの着用義務違反 ということになります。●(3)マイカーに適合したものを
悩んで悩んで購入したけどさっそく返品!なんて展開だけは避けたいですよね。