こんなはずじゃなかった! “マイホーム購入”の失敗談4選
昔から「夢のマイホーム」という言葉があるように、自分の家を持ちたいと考える人は多いものです。
住宅ローン減税や低金利のおかげか、はたまた偶然か、私の周りでは2016年、マイホーム購入ラッシュでした。
しかし、マイホームを得て満足している人もいれば、少なからず購入を後悔している人もいます。
なぜせっかく夢のマイホームを持てたのに、後悔しているのでしょうか?
今回は、マイホーム購入の失敗談を20代〜40代の男女に取材してみました。これから家を購入しようと考えている方は、参考程度にご覧ください。
●(1)住宅ローンの支払いがキツい
『うちは子どもがいない共働きで、世帯年収からすると希望の価格帯よりもっと高い物件も購入できると不動産会社に言われました。それならば妥協せず本当に気に入った物件を購入しようと、当初の予算より高いマンション最上階の部屋を4,000万のローンを組んで購入したんです。
ところが、マンション購入から1年。
妻が体調を崩し、正社員を辞めて転職 。扶養内のパートとして働くことになりました。ずっと正社員の共働きで考えていたため、これには焦りましたね。
今のままの世帯年収でローンを返済していくのは、正直かなりキツいです。妻の体調が良くなり、また正社員とまではいかなくても、フルタイムで働けるようになればいいんですが……。それまで生活を切り詰めないと……』(30代男性/会社員)
共働きであっても、どちらかが働けなくなるリスクも考慮する必要がありそうです。
「ずっと二人とも正社員で働くし、大丈夫」と思っていても、いつどうなるかはわかりません。健康面の問題は特に先が読めないものです。
住宅ローンが払えなくなり、家を手放すことになったという例も珍しくありません。
余裕のある貯金額を確保しておく、不動産会社の言葉に惑わされず、自分たちが無理せず返せる金額の物件を買うなど、慎重になることが大切です。
●(2)住宅ローンの返済額以外の費用を考慮していなかった
『昨年、新築マンションのモデルルーム見学に行き、物件が気に入ってポンポンポンと契約まで進み、晴れて念願のマイホームを手に入れました。
でも、予想外だったのが物件以外にかかる出費の多さ。司法書士報酬とか住宅ローンの保証料、火災保険、地震保険などの諸費用だけでも200万くらい かかりました。
しかも、月々、住宅ローンの支払いに加えてマンションの修繕積立金と管理費の支払いもあるんですよね。