学校任せはダメ!? 子どもの発達障害を疑ったときに相談できる窓口4つ
カウンセリングで「“もう手遅れ”ということはないけれど、療育をはじめるのは早いに越したことはありませんよ」というアドバイスを受け、私は子どもが1年生の段階で気が付いていたのに……と少し後悔しました。
きっと、担任の動きを待つあいだにできることがあったはずです。発達障害の特性でつらい思いをするのは本人。
二次障害を予防するためにも、ぜひ「うちの子もしかして……」と気が付いた段階で適切なアクションを起こしてあげたいものですね。
●「うちの子もしかして……」と感じたときに相談できる窓口4つ
「発達障害の支援を受けるには学校との連携が不可欠なのだから、相談も学校を介さなければいけない気がする……」と、特に行動をしないまま息子の1年生を過ごしてしまった私。
しかし後になって、ダイレクトに相談できる機関がいくつも存在していることを知りました。
もちろん、普段の様子を知っている学校や幼稚園、保育園の担任に相談することも大切です。
しかし、私のように不安がうまく伝わらなかった場合や、「どこに相談すべきか……」とお悩みであれば、ぜひ以下の窓口で支援や相談の第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
●(1)発達障害者支援センター
発達障害を持つ大人や子どもへの支援を総合的に行う専門機関。
“発達障害”と名が付いていますが、「まだ診断されたわけじゃないんだけど……」という方でも相談や支援を受けることができます。
●(2)児童相談所
虐待児保護の印象が強い児童相談所ですが、業務には“児童に関するさまざまな問題について、家庭や学校などからの相談に応じる”という項目があり、0〜17歳の児童 を対象に発達障害の心身障害相談も行われています。
●(3)市町村保険センター
地域の母子保健・老人保健の拠点を担う施設。未就学児や小学生だけでなく、高校生や大人の発達障害にまつわる相談 も行われています。
相談は予約制となるケースが多いので、利用の際は前もって問い合わせを。
●(4)子育支援センター
乳幼児(0歳〜就学前)のいる親子の交流や育児相談、情報提供などを行う子育支援センターでは、教育不安などの相談・指導を受けることもできます。発達障害児のサークル活動が行われているケースも。
●早期発見で、二次障害を食い止めて!
お子様の様子を誰よりも見ているパパ・ママが感じる「もしかして……」