子育て情報『子どものサッカーで親が燃え尽き症候群に? 毎週末のサッカーが無くなって「喪失感」を抱かないための3つの準備』

2021年1月7日 19:27

子どものサッカーで親が燃え尽き症候群に? 毎週末のサッカーが無くなって「喪失感」を抱かないための3つの準備

毎週のように、子どもの習い事の練習や試合に帯同し続け、小学校6年生でそれが卒業を迎えると、親御様も、必死に頑張り続けてきたことが無くなり、喪失感を味わったり、無気力になったり、強い疲労を感じることもあるでしょう。「子どものサッカーがなくなって、これからどうしたらいいの」と感じる方もいるようです。これは一種のバーンアウト(燃え尽き症候群)と考えられます。

中学以降になると保護者の「観戦」はあっても「帯同」はなくなることでしょう。いつかは来ることですが、事前に心の準備ができていたら少しは気がラクですよね。

それでは、バーンアウトにならないための3つのポイントをご紹介します。
(文:筒井香)

目次

・1.スポーツを通じて学んで欲しいことを多視点で考える
・2.自分で自分を褒める
・3.多様なアイデンティティや自己像を持つ


子どものサッカーで親が燃え尽き症候群に? 毎週末のサッカーが無くなって「喪失感」を抱かないための3つの準備


1.スポーツを通じて学んで欲しいことを多視点で考える

子どもを想うからこそ感情が先立ってしまい、親が子ども以上に、そしてご自身のこと以上に勝敗へのこだわりを強めてしまう可能性があります。それが選手で言えばオーバートレーニングにあたるような、過度な応援になり、疲労を強めてしまうことに繋がると考えられます。


改めて、スポーツを通じてわが子に何を学んでもらいたいかを考えてみると何があるでしょうか。チャレンジする心や、忍耐力、思いやりなど、きっと勝敗だけに限らないことと思います。

また、過度の応援や期待が、子どもへの必要以上のプレッシャーになることが懸念されていることからも、勝敗以外にも目を向ける姿勢は大切になると思います。

2.自分で自分を褒める

毎週のようにわが子の練習や試合に帯同し続けることは、子どもの成長を見守れる嬉しい機会であると同時に、心身ともに疲労することも考えられます。

しかし、このように帯同することは、「親としての当然果たすべき責任である」とご自身も考えておられますし、周囲それをも当然のことと考えているでしょう。卒業までスポーツを継続した子どもを褒めることはあっても、帯同した親を褒めることは少ないのではないかと思います。

自分自身や周囲が当然であると思っていても、実は頑張っていることもたくさんあるはずです。

「当然」というワードは、無意識に思い込んでしまっていることをお知らせしてくれているかもしれません。
改めて、親御さんが自分で自分を褒めることも大切にしていただければと思います。

3.多様なアイデンティティや自己像を持つ

子どもに帯同することだけに情熱を注ぐことをあまりに重視すると、疲労感や、それが終わってしまった時の喪失感が強くなってしまうでしょう。

新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.