子育て情報『子どものサッカーで親が燃え尽き症候群に? 毎週末のサッカーが無くなって「喪失感」を抱かないための3つの準備』

2021年1月7日 19:27

子どものサッカーで親が燃え尽き症候群に? 毎週末のサッカーが無くなって「喪失感」を抱かないための3つの準備

「子どものために帯同する自分」だけが自己像になり、それをしているのが自分であるというアイデンティティを持つことになるためです。

そこで、多様なアイデンティティや自己像を大切にするために、趣味の時間やご友人と過ごす時間を持つことが重要になると考えられます。

もちろん、子育て中の親御さんにとって簡単なことではないと思います。

しかし、出産前と同じ状態を求めれば難しいことも、ご友人と電話をしたり、テレビドラマを観るなど一週間に数時間だけ自分の時間を持つことであれば、実現できるかもしれません。疲れを感じた時こそオススメです。

3つのポイントを抑えていただき、有限である子どものスポーツとの素敵な時間をお過ごしいただければと思います。

入団から卒業まで、それこそ小学校6年間ずっと子どものスポーツに関わってきた方も多いでしょう。

一生懸命だからこそ、バーンアウトのような状態になることもあるかもしれません。
そんな時には、無理に元気を出そうとせずに、「そりゃ頑張ったから疲れたよね」と、今の自分の状態を素直に受け入れることで心を休ませ、少しでも趣味の時間やご友人と過ごす時間を持つことで栄養補給をするなど、「心の体力回復」に努めることが大切ですね。

子どものサッカーで親が燃え尽き症候群に? 毎週末のサッカーが無くなって「喪失感」を抱かないための3つの準備

筒井香(つつい・かおり)
株式会社BorderLeSS代表取締役博士(学術)日本スポーツ心理学会認定スポーツメンタルトレーニング指導士
大学・大学院時代に人間行動学、臨床発達心理学、スポーツ心理学などの心理学から「人間の特性」を広範に学び、また、博士論文では、「個別性を重んじたポジティブシンキングの多様性」に関する理論を構築。現在はオリンピック、パラリンピック選手のメンタルトレーニングのほか、スポーツを頑張る親の学び舎「スポスタ」の講師として、スポーツを(アスリートとして)頑張っている子どもの保護者に向けて、人としてのキャリアのなかにアスリートとしてのキャリアも含めた、包括的な人生設計に重要な理論と実践方法を伝え、子どもの「キャリア=人生育て」を心理学の視点からサポートしている。株式会社BorderLeSS
https://www.borderless-japan2020.com/

スポスタ
https://www.sposuta.com/

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