2021年3月31日 23:00
息子の独立で喪失感…私の心の穴を埋めてくれたものとは【体験談】
一人息子が独立したことで喪失感を覚えるようになっていたとき、友人から料理記事を投稿するアルバイトを紹介されました。大好きな料理を多くの人に見てもらえるそのアルバイトは私の生きがいに。特にコロナ禍のなか、自宅で料理を作る人も増えたこともあって投稿依頼も増え、ますます私はやりがいを感じるようになり、以前のように元気を取り戻していったのです。
ぽっかり空いた心の穴がうまく埋まらない
一人息子が地方の大学に通うため独立し、今は夫と2人だけの生活。今になって考えると、仕事が遅いため食事をすることが少ない夫より、毎日食べる息子のためにおいしく栄養のあるものを作ることが私の生きがいの1つだったのかもしれません。
そのため、夫と2人だけの生活で喪失感のようなものを覚えるようになりました。また、毎日おこなっていた洗濯も今では1日おきで十分。このような変化のなか、私はぽっかり空いた心の穴をうまく埋めることがなかなかできませんでした。
余った時間で友人と毎週映画を見に行くなど、今まででは考えられないようなことも楽しんでいますが、それでも喪失感はなかなか埋まりません。そのうち夫の食事さえも作る気力がなくなってしまい、今まで利用したこともない冷凍食品やデパ地下で総菜を購入することも。