子育て情報『他の親にわが子を注意されてイラっとする。監督に相談すべきか問題』

2021年10月20日 20:00

他の親にわが子を注意されてイラっとする。監督に相談すべきか問題

その上級生の保護者は「なぜ、直接言わないのか?」と憤りを覚えるかと思います。

仮に、お母さんが何かあって他の子どもを注意したら、その子のお母さんが自分には言わずに監督さんに「○○さんが......」と相談していたことを知ったら、どんな気持ちになるでしょうか。

■イラっとするが、基本的には放っておくに限る

したがって、まずはその方にやんわり話すことをお勧めします。例えば、こんなふうに言ってみることが考えられます。

「息子は悔しがりなので、すぐに泣いてしまいますが、大目に見てもらえませんか?監督からも、このままでいいと言われました」

そこで、相手の方が反論してきたら「一度、一緒に監督に話しませんか?」と提案してもいいかと思います。ただし、基本的に放っておくに限ると私は思います。放っておくのは、この上級生の保護者もそうですし、干されると泣いてしまうお子さんのこともです。

「泰然自若」という言葉をご存知かと思います。


何事にも動じない。何かトラブルが起こっても慌てない姿勢を指します。人は皆そうありたいと思いつつ、ついついジタバタしてしまいがちだから、このような四文字熟語が生まれたのでしょう。

泰然としていられないけれど、せめて「そうあろう」と心がけることは大切です。イラっとするし、「悪いのはあっちの親」と思われるかもしれませんが、そこを受け流す寛容さをぜひ身につけてください。

■ミスをしたら干す指導法に疑問

そのほかに、気になることが二つありました。

息子さんがミスをしたからと言って干す指導法については、お母さんは何も感じられないのでしょうか?上級生の親御さんの発言云々よりも、私はそのことが気になりました。

ミスすると交替させられると思うと、息子さんは思い切ったプレーができません。
手を使う競技以上に、足でプレーするサッカーは「ミスのスポーツ」と言われます。トラップミス、パスミス、判断ミス。さまざまな失敗をしてこそ、「じゃあ、次はどうするか」と自分で解決法を探って、次の練習や試合に活かす。そうやって上達するのがスポーツです。

このままでは息子さんは委縮して、自分で考えてサッカーをすることができなくなるのではないでしょうか?もし、監督さんと話しやすい関係性を築いているのであれば、ぜひそのことを話してみてはいかがでしょうか。

■他者に意見を求める前に親としてすべきこと

他の親にわが子を注意されてイラっとする。監督に相談すべきか問題

(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)

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