子育て情報『内田篤人さん、伊藤純也選手もトレセンに縁がなかったがプロで活躍。小学生年代のトレセンで一喜一憂する必要がない理由』

内田篤人さん、伊藤純也選手もトレセンに縁がなかったがプロで活躍。小学生年代のトレセンで一喜一憂する必要がない理由

高卒でプロになったとしても、大学経由でプロに進んだ選手と立場が逆転する可能性もあります。

「12歳での評価が13歳の立ち位置を決めているだけで、答えはありません。答えがないから諦めるのではなく、いろんな道を探れる。それが日本の仕組みであり、強み」と中田さんは口にします。

■内田篤人さん、伊藤純也選手もトレセンに縁がなかったがプロになった

20年以上前に日本でトレセン制度が整備されてからも、拾い切れなかった才能が数多くいます。

過去の代表的な選手は、元日本代表の内田篤人さん。小中学生の頃は静岡の県トレセンにも選ばれない選手でしたが、日本サッカー協会が遅咲きの選手を発掘するために行った、早生まれの高校1年生が対象のU-16日本代表候補の選考会を機に、飛躍を遂げました。

近年では、小学校時代に横浜F・マリノスアカデミーのセレクションに落ち、街クラブ、公立高校、大学経由でプロとなり、日本代表にまでなった伊東純也選手が代表例。


中田さんはこう話します。「色んなトレセンの仕組みがしっかりしだした今でも、取りこぼしがある。同時に、見てはいたけど、突然伸びてきた子たちがいる。入れなかったからダメではないし、入ったから安心でもないので、親御さんは選考結果に一喜一憂しない方が良い。選手自身も選考結果にとらわれる事なく"まだまだ"、"もっともっと"と思い続けるのが大事」。

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■月一回のトレセンは「きっかけ」に過ぎない。大事なのはチームに帰ったあと

育成年代で大事なのはトレセンで選ばれる事ではなく、将来活躍できるかどうか。

月に1回のトレセン活動は選手が変わるきっかけに過ぎず、自チームに帰り、日々のトレーニングで成長できる選手でなければいけません。


また、出た課題に気付けない選手は、選ばれただけ、少し活動しただけで満足して終わります。プレーだけでなく、パーソナリティーも大事な要素と言えるでしょう。

「JFAアカデミー時代は代表に選ばれてもシュンとして帰ってくる子がいれば、『どれだけ良い経験してきたんだろう?』と思うぐらい伸びてきた子もいた。人は本当にきっかけが大事。思春期の難しい時期には、色んな事を感じると思う。ダメだ俺はと思ってしまう子もいれば、上手い選手を追い越したいと思う子もいる。そうした所が分岐点になる。

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