子育て情報『動きながらボールを受けてパス、海外選手のように流れるようなプレーを身に付けるには、どんな指導が必要なのか教えて』

2023年10月27日 16:35

動きながらボールを受けてパス、海外選手のように流れるようなプレーを身に付けるには、どんな指導が必要なのか教えて

なぜバルサの子どもたちは、動きながらボールを受けてそのままパスを出せるのか。止まる・蹴るの動きが全然違う。流れるようなプレー、その判断スピードなどレベルが高い。

そのようなスキルや判断を身に付けるには、いつからどんな練習をすればいい?という、この夏バルサの子たちを見たお父さんコーチからの相談。

ジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが、海外の育成や、いつからどんな練習をすればいいかをアドバイスします。
(取材・文島沢優子)

池上正さんの指導を動画で見る>>

目次

・バルサの子たちが流れるようにボールを受けたりパスが出せる理由
・育成の順番が大事、認知力を小学生年代で会得させるための順番とは
・海外移籍した選手たちが「日本とは別のサッカー」と発言する理由
・多くの子が「自分のやりやすい方法」に変えてしまう
・できないことをできるようにするのが練習
・小学生年代で「サッカーをよく知っている子」を育てる


動きながらボールを受けてパス、海外選手のように流れるようなプレーを身に付けるには、どんな指導が必要なのか教えて

(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)

<<ドイツと日本の育成年代で大きく違うところは?指導経験が浅くてもマネできる練習メニューを教えて

<お父さんコーチからの質問>

こんにちは。私は街クラブでU-12年代の指導者をしています。


大会で上位に入るような強豪ではないのですが、長期的な視点でサッカーの本質を理解させるような育成を心がけています。

先日この記事を見ました。(「止めて蹴る」ではなく「止めながら運ぶ」へ止める蹴る運ぶのクオリティを高めるためにセレッソ大阪が取り組むこと)

近所なので大会を見に行きましたがまさにその通りで、日本の子たちは止めて蹴る(それでも相当上手いと思います)に対して、バルセロナの選手たちは流れるようにボールを受けてドリブルしたりパスを出すので、プレースピードが違いました。

相手にボールを奪われないようにプレーするには必要なスキルですが、これを小学生年代で身に付けるためには、いつごろからどんな練習をすればいいのでしょうか。

<池上さんからのアドバイス>

ご相談ありがとうございます。

バルセロナの子どもたちが流れるようにボールを受けたり、パスが出せて、プレースピードが速いのはなぜか。まず、そこを考えましょう。

■バルサの子たちが流れるようにボールを受けたりパスが出せる理由

私は彼らが小さいときから試合に必要な技術を学んでいるからだと思います。
それは止める・蹴るといった足元の技術ではありません。パスの受け手はいいポジションに動く。出し手はそこにパスしようとします。スピードに乗ってボールコントロールし、相手を出し抜く。

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