「チーム関係者じゃなくのみではなく保護者や地域に感謝すべき」創設50周年のチームが「SDGsいちば」を開催した理由
など本格的なレッスンの時間も設けられました。イベント終了後、「子どもたちは好奇心が強くて、すごく楽しそうにサッカーをしてくれて僕も楽しかったです。子どもたちの日常に触れて有意義な時間でした」と笑顔を見せた中西さん。
今回は事前にチームから指導内容のリクエストがあったとのことで、試合で使うキックのポイントをレクチャーしましたが、その際に気を付けたのは「デモンストレーションをゆっくり見せ、マネをさせること」。
もっと上の年代には論理的に説明することも多いという中西さんですが、今回教えた小学生年代は運動能力が一番伸びる年代ということもあり「まずは動きをマネする中で、どう動くのかを自分で掴んでいく方があっていると思って」とその意図を明かしました。
インタビューの際には指導を振り返って「みんな見ててすぐうまくなった。自分たちでも実感しているんじゃないかな」と嬉しそうに目を細めていました。
短い時間の中でも一人ひとりの選手たちの動きを見ながらアドバイスをしていた中西さん。
元プロ選手に教えてもらった喜びと上達の実感を胸に、選手たちはますますサッカーに夢中になりそうだと感じる光景でした。
■Jリーグをサポートする明治安田生命が参加した理由
京急電鉄の「COCOON Project」と契約を締結して初めてのイベントとなる明治安田生命神奈川本部神奈川業務G推進役の斉藤敦さんは、自社が展開する「健活プロジェクト」および地方創生や街を元気にする「地元の元気プロジェクト」と「COCOON Project」の親和性が高かったため、ブース出展理由を教えてくれました。
当日は血管年齢や野菜の摂取量が測れる「ベジチェック」という測定器を用意し、集まった人々に健康への意識を高めるようアドバイスを送っていました。
今回のイベントを第一弾として、今後も地域住民のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)向上に向けた取り組みをしていく意向とのことです。
■人や企業・団体が交流する「いちば」にしたかった
ショベルカーでのヨーヨー釣り体験コーナー
富岡SCの石場さんは、この50周年イベントをサッカーの試合などでなく「いちば」にした理由を「人や企業・団体が交流する場にしたかったから」と教えてくれました。
当日は、水素カーから環境設備事業者の蓄電池に充電し、ドローンの充電に活用というエネルギー循環の実現など、普段は接点がない企業同士のコラボレーションも実現したそうです。