子育て情報『練習や試合を直前で休みたいと言い出す息子に疲れました問題』

練習や試合を直前で休みたいと言い出す息子に疲れました問題

息子さんはお母さんが「少しでも運動能力が向上してくれたら。仲間を作って運動してくれたらいいな」と願っていることをきっと知っていることでしょう。だから今まで頑張ってきた。

でも、だんだん頑張れなくなってきた。そこで勇気を出して自分の気持ちを明かしたのです。

それなのにお母さんから「そんなこと言わないで頑張れ」と言われたら、息子さんはどう感じるでしょうか。もしかしたら「お母さんは僕の気持ちを全然わかろうとしてくれない」と落ち込んでしまうかもしれません。

■アドバイス①理由を子ども自身が言語化できないから「なぜ?」と聞かないこと

では、どうすればいのか。
三つほどアドバイスさせてください。

すでに「頑張って行きなさい」と言ってはいけないことはご理解いただけたかと思います。ここでもうひとつ言ってはいけないのが「なぜ行きたくないのか?」と理由を尋ねてしまうことです。

10歳といえば小学3年生か4年生ですね。まだ自分の気持ちをうまく言語化できない学齢です。加えて、何かをしたくない、行きたくないといった行動の背景には複数の原因があります。つまり、理由は複合的なのです。

「お母さん、僕にもいろいろあるんだよ。
上手く言えないけど、とにかく行きたくないんだよ」

そう叫びたいのだと私は考えます。

「理由はどうでもいいよ。行きたくないなら行かなくていい」

そう言ってあげましょう。サッカーも学校も、親は「子どもが楽しめているか」を軸に考えてあげましょう。

■アドバイス②何かのきっかけでサッカーとの縁がつながることも決断を急かさないこと

2つめは「いつ辞めるの?それとも辞めないの?」と決定を急かさないこと。大人はつい急ぎたくなります。しかし、子どもの気持ちの流れと大人のそれは全く違うものです。そこを理解して、最後まで自分で決めさせましょう。


サッカーの始まりは親主導だったと書かれています。であればなおのこと、どうするかは本人に任せてください。

行きたくないなあと思っていても、何かのタイミングで行ってみたら楽しかった。もう一度行ってみたら、今までできなかったことができた。そんなふうにしてサッカーとの縁がつながることもあります。

お母さんも「続けて欲しいと思っている気持ちと、もう対応に疲れたからサッカー自体やめてほしいという気持ちの狭間でも揺れています」と書かれています。

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