東京ヴェルディジュニアが技術で上回るバルセロナの良さを消すためにとった対策
■2点目につながったプレーは狙っていた
(ビッグセーブを連発した木村くん写真:新井賢一)
1番木村航之介くん
――バルセロナと試合をした感想を聞かせてください。
相手はパスを回してきたので、逆サイドでサイドバックの人と1対1になることも多かったのですが、中への折り返しの対応が、チームとしてよくできました。
――2点目は、キーパースローを素早く左に展開したところから始まりました。狙っていたプレーだったのでしょうか?
はい。みんな足が速いので、そこにボールを投げて行くぞって感じでした。
――ビッグセーブを連発しましたが、自分のプレーについては?
良かったプレーもありましたが、課題もあったかなと思います。
■監督が語るバルサの良さを消すためにとった戦い方
(攻守にわたってハードワークを続けた選手たちを称賛した松尾監督写真:新井賢一)
松尾洋監督
――バルセロナに2対0で勝利しました。試合を終えて、どのような感想をお持ちですか?
苦しい戦いでした。予選から試合を見ていた中で、テクニカルでポジションをしっかり取るスタイルはわかっていたので、いかにその良さを消すか。プレスをかけてしっかり守って、いい形で攻撃に繋げることができればと思っていました。この試合では、そこのところで良い部分が出たのかなと思います。
――得点場面は相手の背後を突く形でしたが、イメージ通りだったのでしょうか?
はい。相手の背後を狙うことや、ボールを奪った後のワンプレーでスペースを突くことは意識してやらせました。守備に関してはみんながスライドして走って、しっかり守ってくれました。
僕もピッチサイドから、声をかけながらやりましたけど、よく走ってくれたと思います。
――全員のハードワークが素晴らしかったです。
日本チームにも意地があるし、負けられない気持ちがありました。試合前も「バルサだからとかは関係なく、いつも通りやりましょう」という話をした中で、頑張りを見せてくれたので良かったです。
■バルサに逆を取られる場面は多かった
――試合をしてみて、バルセロナの印象は?
やっぱり上手いですよ。狙いを持って奪いに行ったのに、ワンタッチで剥がされたり、いいところにスパンッてパスを入れられたり、逆を取られて運ばれる場面は多かったですよね。
ただ、この試合に関しては、何度かあったオフサイドを含めて、あまり合っていなかった印象を受けました。