東京ヴェルディジュニアが技術で上回るバルセロナの良さを消すためにとった対策
あそこでしっかりと繋がっていたら、違った展開になったのかなとは思います。
■ボールを相手が触れられないところに置くことにこだわっている
――今までバルサと対戦した日本のチームは、ボールを奪ったとしても、すぐに奪い返されたり、顔を上げられないことが多かったのですが、ヴェルディの選手たちは奪いに来られても相手を外すとか、いなして前にボールをつけることができている印象を受けました。
そこは、こだわりながらトレーニングしているところです。相手の逆をとったり、ボールを相手から隠したり、触れないところにボールを置くことはこだわって練習しているので、バルサを相手にしても、日頃やっていることが自然に出たのは良かったと思います。
■バルサとの対戦は子どもたちにとっていい経験
――『U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ』は、世界に挑戦する大会ですが、この大会の意義やバルサと試合ができたことについては?
みんながバルサとやれるわけではないので、子どもたちにとっていい経験になったと思います。実際に(ヴェルディジュニア出身の)山本理仁(シント・トロイデン)は、第1回大会に出て、(当時バルセロナの)エリック・ガルシアたちと試合をしています。そして今回のパリ五輪で再戦しているので、そういう姿を見ると、感慨深いものがありますよね。今回の選手たちも10年後ぐらいに、今日のメンバーと真剣勝負ができるようになってもらいたいと思っているので、その意味で、意義のある試合だったと思います。
ワールドチャレンジ2024
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