子育て情報『学年ミックスしないとチームが作れない女子サッカーチーム、全員をうまくするにはどんな指導がいいか教えて』

学年ミックスしないとチームが作れない女子サッカーチーム、全員をうまくするにはどんな指導がいいか教えて

みんなすごいね。自分がどこに行ったらいいか考えてるね」とコーチ同士で言い合っていました。

適切にトレーニングしてあげれば必ずうまくなっていきます。そのことを私自身、身をもって証明しているつもりです。

例えば、私が担当していたスクールでは2年生対6年生で学年対抗戦をやります。その際、6年生には「2年生とやるけど、君たち何を考えますか?」と尋ねます。2年生には「6年生とやるけど、君らどうする?」と言います。

最初は6年生が蹴ったボールが体に当たったりすると泣いていました。
話にならないだろうと思われるでしょう。ところが、それを続けて3か月ほど経つと、2年生は6年生に向かっていけるようになります。どんどんボール取りに行きますし、ボールが当たってももう泣かなくなります。

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■年齢差は大きな問題ではない6年生が1年生相手に練習してもうまくなる

スポーツ全般に言えるかもしれませんが、サッカーは年齢差が大きな問題ではありません。

上の学年であれば体が大きく、スピードも上ですが、それだけで勝てるわけではないのです。例えば6年生ひとりが1年生5人に囲まれると、ボールを取られてしまいます。それがサッカーです。

そこで何が起きるでしょうか。
例えば6年生は、ボールをもつと1年生が奪いにやって来るので、ボールを外で回すようになります。1年生が相手でもうまくなります。

ボールを回されるようになると、1年生のほうは広がってマークするという術を覚えます。両方が上手くなるためにはどうしたらいいか。そこを考えながら練習をしてください。

メニューはネットでも本でも山のように載っています。指導の仕方も他コーチの指導や声掛けを見れば、みんながどうしているかはわかります。そのなかで、子どもたちを上手くさせる答えを皆さん欲しがります。
しかしながら、そこは自分で作り出さなければなりません。

■個々が伸びれば練習の質も上がる、小学生年代はそれを優先して

1シーズンの動きを見ていると、春にチームが始動すると、次々にやってくる大会や試合に出て勝つことが目標になっています。勝つためにはどうするか。あの選手とこの選手を先発にする。ポジションを少しいじる。

果たして、それでいいのでしょうか。そこの考え方が変わらなければ、少年の育成に欠かせない個を伸ばす指導はできません。

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