憧れチームのセレクションに落ちた! 小学生で経験した大きな挫折、落ち込む子どもにどんな声かけをすればいい?
助っ人参加しているチームの遠征に行った際に、プレーの反応がいつもより遅く、コーチの話を聞いているときに瞼がピクッと動くのに気付いたそう。その場では深く考えていなかったKさんですが、遠征の最終日にはお腹を下してしまい、自分のプレーができず、迎えに来たKさんの前でワッと涙があふれたと言います。
「これまでサッカーを知らない私に『どうしたらいい?』なんて聞いてこなかったのに、その時は聞かれて。その後別のキャンプでも瞼がピクピクする症状が出て、これはおかしいなと病院に連れて行きました」(Kさん)
■今のチームに入ったら初日でチック症状が消えた
写真は少年サッカーのイメージ
病院でチック症状と診断され、その後は少しサッカーから離れたそうですが、この秋から知り合いのコーチが指導するチームに所属したところ、初日でチックの症状が消えたそうです。
セレクションのためにチームを辞めてから、練習参加や助っ人での試合出場はあったものの、どこにも所属していない不安定さも不安だったのかもしれない。とKさんは言います。
これまでは助っ人で入っていたチームも含め、スタメンが当たり前だったお子さんですが、今のチームは上級生がスタメン。お子さんにとっては初めての体験ですが、「見て学ぶ」ことも楽しめているそうです。
本当はもう一度憧れのチームのセレクションを受けることもできたそうですが、お子さん自身が『小学生年代ではこれ以上セレクションを受けない』と決めたのだそう。そうした決意と、居場所ができたことで安心感が得られたのかもしれません。
「まだ完璧に乗り越えたとは言えないかもしれませんが、チームの中に居場所があるし、サッカーへのモチベーションが戻ってきた気がします」と、再びサッカーを楽しめるようになったお子さんのことを嬉しそうに語ります。そして、「これからも迷うかもしれないけど」と前置きしながら、「子どもの人生だし、自分で決めさせたい。小さい時からそれは実践しているけど、結局は子どもがどう思うかだと思うから」と改めて子育ての軸を確認していました。
小学生年代でもチームに所属留守ためにセレクションという選考を経験する子が増えていますが、全員が入りたいチームに入れるわけではありません。落選したとき、落ち込む子どもへの接し方の例として、一つの参考にしてみて下さい。
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