勉強できるだけの子でいいの?「地頭のよさ」は親子の会話で育つ・その1
筆者は、この春から中学生になった男の子と、5年生になる女の子の母です。
勉強はほとんど学校と塾任せ。先生達にまかせておけば大丈夫だろう!と、のんびりあぐらをかいている母親です(笑)
そんな筆者は有元秀文氏の著書「学力をグングン伸ばす親の『質問力』」(扶桑社刊)を読んで、今、衝撃が走ってるんです……。
そこで、今回と次回と2回にわたって、同書を参考に地頭のいい子どもにするための方法をご紹介いたします。
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■ 「勉強ができる頭のよさ」とは違う「地頭のよさ」ってなんだろう?
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あなたの身近な人で「この人、頭がいいな」って思う人いますか?
計算が早かったり漢字をたくさん知っている人は、確かにすごいなぁ~とは思いますが、「頭がいい人」とはちょっと違うかな……。
有元氏の著書の「学力をグングン伸ばす親の『質問力』」のなかでは、
- 考える力
- 意見を述べる力
- 記述する力
- 討論する力
- 調和する力
これらの力がある人が「地頭がいい人」で「頭のいい人」といっています。
そんな人を羨ましいと思うし、子どもにもそんな力があればいいなとは思いますが、これらは持って生まれたものなので、親の力ではどうすることも出来ないのでは?と思ってしまいます。
そのぶん、これから何とかできそうな「学力アップ」に力を注ぎたくなるのですが、実は「地頭」も努力しだいでどうにかなるそうですよ!
■ 「地頭」は学校では良くならない!学校でつく力、つかない力とは?
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「学歴がよい」「学力が高い」という、かつては武器になったスペックも、その威力が効かなくなっていきます。いまでさえそうなのですから、あと10年も経てば、この傾向がより強くなるのははっきりしています。
そうなったときに求められるのは、客観的に数値化されない「地頭」なのです。-「学力をグングン伸ばす親の『質問力』」より-
勉強さえ頑張ってれば大丈夫。そんな時代は終わったようです……。
「勉強ができるだけの使えないヤツ」
そんなレッテルを貼られた人生を、子どもに送ってほしいはずがありません!
でも、うちの息子を例に挙げるなら「地頭」が良いとは言えないかな……(笑)。