子育て情報『子どものキャリア教育のカギは親が働いている姿を見せることだった!』

子どものキャリア教育のカギは親が働いている姿を見せることだった!

子どもは仕事の大切さや働くことの意義を知ることで、自分のやりたいことや興味のあることを知ったり、進路を考えたりすることができます。

逆にいうと、そういったことを知る機会がなければ現実的に仕事や働くイメージを持つことができず、勉強や進路選択に戸惑ってしまうこともあるようです。

そんな子どものへのキャリア教育に大切なこととは、いったい何でしょうか。

“身の回りで働く大人の姿”を応募テーマとする小・中学生、高校生対象の写真コンテスト「はたらくすがた」を開催する株式会社アイデムは、小学校1年生から高校3年生の子どもを持つ男女3,489名を対象に、子どものキャリア感醸成に関する調査を実施しました。

今回はその結果をご紹介します。

■ 親の働く姿を見ている子どもは将来働くことが楽しみに

まずは子どもたちに「将来働くことが楽しみか」という質問をしたところ、学年が低い子どもほど「楽しみ(「どちらかと言えば楽しみ」も含む)」の回答が多くありました。

また「将来なりたい職業があるか」という質問には、学年が上がるにつれて割合が低くなりました。

学年が低い子どもほど、働くことへの希望や仕事の夢を抱いている傾向が強いようです。


アンケート
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そして、「親の働く姿を見たことがあるかどうか」「親の仕事の充実度」との関係を見ると、親の働く姿を見たことがあったり親の仕事が充実していたりする家庭の子どもほど、働くことを楽しみにし、また将来への夢を抱いていることがわかりました。

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これは学年が上がるにつれて深い関係になっており、進路や働くことを現実的に捉え始める学年の子どもほど、身近な大人の働く姿が将来の自分の仕事への期待につながっていることが見てとれます。

オフィス

xiangtao / PIXTA(ピクスタ)

また、母親の仕事の充実度よりも父親の仕事の充実度の方が、子どもが将来なりたい職業があるかどうかに影響が強いこともわかりました。

夫婦共働きが増えたといっても、子どものキャリア感の醸成には父親の働く姿が大きな役割を持っているようです。■ 子どものなりたい職業と親がなってほしい職業は、こんなに違う!

また、将来なりたい職業が「ある」と回答した子どもたちに、職業リストの中からあてはまるものを選んでもらいました。

さらに子どもに将来なってほしい職業が「ある」と回答した子どもを持つ者(親)に、職業リストの中からあてはまるものを選んでもらいました。

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