野菜をよく食べる子は風邪をひきにくい?野菜嫌いの克服法とは?
の実態に関する質問の回答をグループごとに比較したところ、以下のような結果になりました。
野菜摂取量が多いグループほど、圧倒的に風邪をひきにくい傾向にあることがわかります。
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また、風邪が悪化して高熱を出した割合も、野菜摂取量が多ければ多いほど低い結果に。
こうした調査結果から、家庭での野菜摂取量が少ない子どもは風邪をひきやすいだけでなく、その風邪をこじらせて悪化させやすい傾向にあると言えます。
野菜嫌いで野菜をあまり食べない子どもほど、風邪には注意した方がいいことがわかりました。
■ 風邪予防に効果的な野菜の食べ方は?
それでは、風邪予防に効果的な野菜の食べ方はあるのでしょうか。
小児科医でなごみクリニック院長の武井智昭氏によると、「免疫力を高めるには、腸内環境を整えることが大事。そして一時的に野菜の量を増やすのではなく、年間を通じて意識的に野菜をとることが重要」とのこと。
そして野菜はできるだけ、いろいろな種類のものをバランスよく食べることが大事になってきます。
トマト、カボチャなどの緑黄色野菜には抗酸化作用が高いものが多く、免疫強化に効果的。
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キャベツやレタスなどには食物繊維が多く含まれており、腸内環境を良くしてくれます。
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また、にんじんなどに多く含まれる「ビタミンA」は鼻や喉の粘膜を強化して細菌が体内に侵入するリスクを軽減。
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パプリカやブロッコリーは、風邪対策の定番「ビタミンC」が豊富。
好きな野菜1種類を大量に食べるのではなく、いろいろな野菜を組み合せて摂ることで、風邪予防につながります。
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■ 野菜嫌いを克服するにはちょっとした工夫がポイント
しかし、そうはいっても野菜嫌いの子どもは、なかなか素直に野菜を食べてくれませんよね。
子どもを野菜好きにする“ベジトレ”は、楽しく野菜を食べられるように工夫することがポイントです。
まずオススメなのが、野菜ジュースや野菜スープ。
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野菜嫌いな子どもたちは、形を見ただけで拒否反応を示すことが多いです。
そのため、食材の見た目を変えてジュースやスープにすると、意外とすんなり食べてくれることも。