子育て情報『通学時の自転車事故件数。中学生第1位は佐賀県、高校生第1位は群馬県』

通学時の自転車事故件数。中学生第1位は佐賀県、高校生第1位は群馬県

新生活や新学期が本格的に始まりました。

子どもが学校に通う新たな通学手段として、自転車を使うようになるという人も多いでしょう。

暖かくなる春は気持ちが浮き足立ってしまいがち。この時期こそ、子どもの自転車事故には気をつけたいもの。

自転車の安全利用促進委員会が、全国都道府県別の中学生・高校生通学時における自転車事故発生件数について調査。

今回は、その調査結果を発表します。

■ 中学生、高校生の自転車事故が多いのはどの都道府県?

まずは、公益財団法人交通事故総合分析センターITARDAが発表した2017年(1月~12月)の事故データを見てみましょう。

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都道府県別の人口1万人当たりの通学時の自転車事故発生件数は、中学生は佐賀県、群馬県、香川県が、高校生は群馬県、静岡県、山梨県がワースト3県という結果となりました。

自転車事故

toa55 / PIXTA(ピクスタ)

年代に関係なく自転車事故の総件数は全体的に減少傾向にありますが、中高生の通学時の事故件数は前年と比較して中学生・高校生ともに増加しています。

特に中学生の自転車事故件数がワースト1位だった佐賀県では、2016年から2017年にかけて大幅な増加を見せました。

佐賀県は、人口10万人当たりの交通事故が静岡県に次いで全国2位であり、交通事故が全国から見ても多い地域。

また、2010年の国勢調査では自転車のみを使用して通勤・通学している割合が10.08%と高いことや、2017年の冬季の路面凍結等も影響していると考えられます。


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また高校生の自転車事故件数がワースト1である静岡県では、登校日を年間200日として計算した場合の通学時、1日当たりなんと約4件の自転車事故が起こっていることになります。

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また、中高生ともに約7割の都道府県で、前年と比較して1万人あたりの通学時事故件数が増加。

鹿児島県では、事故件数が前年の約2倍にも。

自転車事故を減らすために学校や家庭などではさらなる自転車通学指導を行っていく必要性が感じられます。
自転車通学

Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)

■ 自転車事故の加害者側になる中高生は少なくない
自転車

Dragon Images / PIXTA(ピクスタ)

続いて、自転車通学中の中高生が加害者になった場合の事故について調査。

登校日を年間200日として計算した場合、通学時の事故全体の約2割が自転車側の加害事故であることがわかりました。

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