家庭によってさまざまな事情があると思いますが「子どもは何人欲しいか」という問いには、多くの家族が向き合っていることでしょう。
ママ向け情報サイト「ママスタジアム」を運営する株式会社インタースペースでは、現在子育てをしているママ539人を対象としたアンケート調査を実施。ひとりっ子をもつママ191人、複数の子をもつママ348人それぞれのアンケート結果から、日本の子育て事情のリアルが浮き彫りになりました。
■ 理想の子どもの人数は平均2.6人!
アンケートではまず、理想の子どもの人数を聞きました。すると8割以上が「2人」もしくは「3人」と回答。そして「1人」と回答したのは、わずか5.8%にとどまりました。
アンケート対象者の30%以上がひとりっ子ママであることを考えると、理想としてはもう1人子どもが欲しい考えている人が多いことがうかがえます。
また、子どもが3人以上のママになると、実数よりも理想の子ども人数の平均値が下回ったことから、3人以上をもつママの多くは「子どもは3人で十分」と考える傾向が見られました。
次に、現在ひとりっ子を育てており、かつ今後も子どもは1人を予定している、もしくは希望しているママ67人にその理由を聞くと、半数以上が「2人以上育てる経済的余裕がないから」と回答。子どもはもう1人欲しいけれども、現実的なお金の厳しさから諦めるしかないと考えている人が多いようです。
年齢的なことや体力の理由も上位にきた一方で、特筆すべきなのは「1人に愛情を注ぎたいから」(38.8%)という理由も多くあがったこと。
子どもが2人以上となると、専業主婦だろうと働くママであろうと物理的にそれぞれの子どもに多くの時間を割くことは難しくなってきます。もしかしたら自身も複数きょうだいで育ち、幼い頃から親が日々忙しそうにしていたり、時間のかけられ方が他のきょうだいとは違うと感じていたのかもしれません。
「1人に愛情を注ぎたいから」と回答した人が多かったのは、自分とは違って子どもには寂しい思いをさせたくないと考えているママが多いのではないか、とも予想されます。■ 「ひとりっ子」と「きょうだい」育てる上でのメリットは?
次に、ひとりっ子をもつママと複数の子をもつママに、それぞれのメリットを聞いてみました。
ひとりっ子ママは「100%子どもに寄り添える」