子育て情報『英語を使って算数を学ぶ 小学4年生の態度に注目!』

2023年8月22日 14:00

英語を使って算数を学ぶ 小学4年生の態度に注目!

よって、常に英語と日本語のどちらを使うか選べる状況。

■ 子どもたちはどれくらい英語を使おうとしているか?
●Yes/Noまたは単語で答えられるような教師の発問に答えるとき
→子どもたちはほぼ100%英語を使用
●教師から考えや意見を聞かれたとき
→手を挙げる子どもたちはクラスの1/3程度だが、その全員ができる限り英語を使おうとしている。
●グループ活動で友だちとやりとりするとき
→基本的に日本語が使われているが、単元で重要な語彙や数字など、部分的に英語を使っている。
●クラス全体へグループの意見を発表するとき
→授業で繰り返し使われている英語のキーワードやセンテンスを使おうとしていて「クラス全体の活動では英語を使う」という意識がある。

■ 英語を使う機会があれば使おうとする
八町小のイマージョン授業で教師が発問したとき、子どもたちには「英語を使って発言する」、「日本語だけで発言する」、「何も発言しない」というように、いくつかの選択肢があります。授業観察からは、子どもたちが少なくともクラス全体の活動では「英語を使って発言する」を選び、自分が知っている英語をできる限り使おうとしていること、さらに、間違いを恐れずに自分なりに文を組み立てて話そうとしていることがわかりました。

■ 研究協議会で八町小教員と意見交換
5回目の視察となる今回は、「児童」に着目し、子どもたちの英語を使おうとする意欲や態度を観察しました。授業後、原田教授のもとでイマージョン教育やバイリンガル教育について学ぶ学部生・大学院生など計6名も参加。
研究協議会で八町小教員との意見交換を行いました。
授業を担当した教員も、研究協議会にて以下の感想を述べていました。「子どもたちは、英語コミュニケーションスキルがまだ発達段階にあるものの、恐れずに自分の考えを表現していました。英語でどのように表現するかわからなくても、具体例を挙げて説明したり、ジェスチャーや母語を使ったり、いろいろな方法で表現できることを知っています。このような子どもたちの態度を育て、子どもたちが学習目標を達成できるように支援していきたいです」(日本語訳IBS)

※詳しい内容はIBS研究所で公開中の下記の記事をご覧ください。https://bilingualscience.com/english/2023082201/

※これまでの八町小のイマージョン授業研究と意見交換会についての記事はこちら
■豊橋市立八町小学校のイマ―ジョン授業づくりから考える:https://bilingualscience.com/english/2023011801/
■過去開催の研究協議会での模様:https://bilingualscience.com/english/2023012001/

ワールド・ファミリーバイリンガル サイエンス研究所
(World Family's Institute of Bilingual Science)

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