1月1日よりバレエ・ダンサーのオニール・八菜を起用した三越伊勢丹グループの企業広告が掲出される。同グループは、“基本を大切にしながら、未来へ向かっていく勇気”をテーマに、「this is japan.」を発信していく。「this is japan.」とは、三越伊勢丹グループが日本の伝統・文化・美意識の作り出す価値を再認識し、新しい価値として客に提供する取り組みを深化させ、企業メッセージとして2015年より設定したもの。品ぞろえ、おもてなしの心遣い、立ち振る舞いに、日本の四季で育まれた五感を生かした企業活動を行っている。17年のメッセージは「基本に磨かれて、信頼でかがやく。大切なことはいつも変わらない。」――このメッセージには、日々基礎を磨き上げるダンサーの能力を、信頼する監督や振付家が引き出して表現を輝かせてくれるというバレエの世界に同社が共鳴し、“自分自身を磨くこと、そして人との信頼を大切にしていこう”という想いを込めている。オニール・八菜は、1993年に東京で生まれ、3歳の頃よりバレエを始める。その後2001年にニュージーランドへ移住し、2008年にオーストラリアンバレエスクールに入学、2013年にパリ・オペラ座のシーズン契約を経て正団員に。そして2016年にはプルミエール・ダンスーズに昇格、同年5月には23歳にしてバレエ界のアカデミー賞とも言われる「ブノワ賞」を受賞した経験を持つ。広告ビジュアルでは、世界的に著名な振付家のピエール・ラコットとコラボレーションし、“未来の季節”と“二十四節季”をテーマに、未来と夢に向かって進んでいく勇気を表現したパフォーマンス姿が捉えられている。オニール・八菜は撮影時のインタビューで、「毎日の努力が未来へと通じる、と考えています。少しずつの日々の積み重ねが大切で、近道はなし!そうして到達した未来には、青空が広がり、きれいな光が差していると嬉しいですね」と話している。インタビューの様子は、三越伊勢丹のスペシャルサイト()で公開される。また、2017年2月4日の立春より同スペシャルサイトにて、オニール・八菜とピエール・ラコットが“二十四節季”をダンスで表現した、四季と「this is japan.」を象徴する舞踏が、2週間ごとに二十四節気の時候の挨拶と重ねて随時公開されていく。
2017年01月01日織田裕二主演で贈るTBSの新・日曜劇場「IQ246~華麗なる事件簿~」。この度、人気バレエ団「Kバレエカンパニー」のプリンシパルとして活躍中の“バレエ王子”こと宮尾俊太郎が、本作にレギュラー出演することが分かった。本ドラマは、やんごとなき貴族の流れを汲みながら、時の権力とは無関係に代々ありとあらゆる学問のみを探求してきた法門寺家の末裔で現89代目当主、沙羅駆が、嫡子だけに連綿と受け継がれるという“IQ246”という異能を武器に、世にはびこる難事件を鮮やかに解決する本格ミステリー。ストーリーは1話完結で描かれる。キャストには、主人公・法門寺沙羅駆役の織田さんを始め、土屋太鳳、ディーン・フジオカ、真飛聖、矢野聖人、篠井英介、寺島進、そして中谷美紀と個性豊かなキャスト陣が集結。そして今回新たに出演が明かされた、日本のバレエ界を牽引している「Kバレエカンパニー」のバレエダンサー・宮尾さんが演じるのは、警視庁捜査一課の刑事・山田次郎。ドラマの見どころは、常に暇を持て余し、自らが解くに値する謎を求める沙羅駆が、世間にはびこる難事件を鮮やかに解決へと導いていく姿であるが、そんな沙羅駆が首を突っ込んでいくことになる難事件の捜査を担当する刑事として登場するのが宮尾さんが演じる山田なのだ。山田は、灘高、東大、ハーバード大という超名門を次々首席で卒業したという経歴を持つ超インテリで、その上拳銃、柔術などにも長け、数か国語を操るという警視庁内でも一見優秀な刑事。警視庁内でその能力を見込まれているかは定かでないが、沙羅駆に出会って以来、難事件の捜査にあたる度に沙羅駆から捜査に首を突っ込まれては振り回され、その上その地味な名前をイジられたりしてプライドを踏みにじられるという役どころだ。連続ドラマのレギュラー出演は、2010年放送の「ヤマトナデシコ七変化」以来、本作で2作目となる宮尾さん。「出演オファーを頂き、とても嬉しかったです」と喜び、「映像のお仕事をしっかりとやってみたい、という気持ちがありましたし、豪華なキャストの方々からも沢山学ばせていただける機会をいただけたので、役者としての成長ができるように取り組みたい」と意気込んだ。また、今回は初の刑事役ということで、「刑事らしい所作、話し方など、普段経験したことがないので難しい部分もあると思っております。山田次郎は少し変わっているところがありますが、刑事という根本的な部分が揺らがないようにしたい」ともコメントした。今回の宮尾さん起用にあたって植田博樹プロデューサーは、「バレエ界という、ドラマとは異なるフィールドで日々戦っている宮尾さんから、新鮮で、バレエのように伸びやかな刺激をこの作品も受ける事を期待しています。気品溢れる佇まいの奥に親しみやすさを持つ宮尾さんは、この“山田次郎”の役にピッタリだと確信しております。ぜひ、お楽しみに!」と期待を寄せた。「IQ246~華麗なる事件簿~」は10月より毎週日曜日TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2016年09月07日3.1 フィリップ リム(3.1 Phillip Lim)が8月24日から9月27日まで、阪急うめだ本店4階のシューズギャラリーにてシューズのポップアップストアをオープンする。このポップアップストアでは、日本の精巧な技術や装飾からインスピレーションを得て制作された16年フォールコレクションを展開。「ナガノ(NAGANO)」ウィンターサンダル(7万8,000円)や「キョウト(KYOTO)」サンダル(8万8,000円)、「キョウト」ブーツ(9万5,000円)などの日本の地名をそのまま用いたシューズがそろう。また、16年プレフォールコレクションからも、スリッポンシューズ「ルイ(LOUIE)」(6万8,000円)や、人気のミュール「キューブ(CUBE)」(6万3,000円)、アンクルブーティ「アレクサ(ALEXA)」(7万6,000円)などのアイテムが登場する予定だ。
2016年08月29日素敵な出逢いを意味するシューズブランド「Launa lea」レディースシューズとファッショングッズの小売・卸売業を行う株式会社uf.(ウフ)は、レディースシューズブランド「Launa lea」(ラウナレア)を、マルイウェブチャネルとアマゾンにて8月26日より発売開始すると発表した。「Launa lea」という言葉はハワイ語で“素敵な出逢い”を表し、様々なライフシーンに生きる現代の女性たちが自分らしさに出逢えるシューズブランドという意味が込められている。上級シューフィッターの阪田茂宏氏が商品企画段階から監修を務め、デザイン性・ファッション性のみならず、履き心地や足の健康にも十分留意したシューズを提供する。期間限定ポップアップショップが新宿マルイ本館にオープンまた、ブランドデビューを記念し、新宿マルイ本館にて2016年8月26日~9月30日の期間限定でポップアップショップをオープン。ウェブで紹介する全アイテムを取り揃え、店頭購入した先着50名には、「Launa lea」ロゴ入りタンブラーが限定ノベルティとしてプレゼントされる。さらに、8月28日(日)には、「Launa lea」のオフィシャルコラボレーションパートナーを務める“告うた”で大注目のシンガーソングライターericaが、1日店長として来店する予定だ。「Launa lea」ポップアップショップ in 新宿マルイ本館販売期間:2016年8月26日(金)~9月30日(金)場所:新宿マルイ本館 B1レディースシューズ売り場(東京都新宿区新宿3-30-13)営業時間:11:00~21:00(日・祝は20:30まで)(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社uf.プレスリリース(PRTIMES)※Launa lea(ラウナレア)
2016年08月22日ファーファー(FURFUR)2016年秋冬コレクションの新作シューズが、2016年9月3日(土)より発売。「甘い境界線」をテーマに掲げた今季は、ラインをチグハグに組み合わせたワンピースやチェック柄の上に半ラバープリントで模様をあしらったスカート、肉厚なカラーブロックプルオーバーといった、グラフィカルなアイテムが揃う。ファーファー特有の‟甘さ”は、新作バレエシューズに落とし込んだ。ギンガムチェックのリボンのついたレースアップタイプで、アレンジは自由自在。甲でクロスさせて足首にリボンを巻いてみたり、後ろのループだけにリボンを通してみたり。カラーも、ピンク、レッド、ゴールドの3色揃うので、装いに合わせてさまざまなコーディネートが楽しめる。【アイテム詳細】ファーファー 2016年秋冬コレクション「バレエシューズ」発売日:2016年9月3日(土)取り扱い店舗:ファーファー各店(ラフォーレ原宿、新宿ルミネエスト、梅田エスト)、ウサギオンラインサイズ:36、37、38(ヒールサイズ6cm)【問い合わせ先】ファーファー ラフォーレ原宿TEL:03-6804-3212住所:東京都渋谷区神宮前1-11-6 ラフォーレ原宿 1F
2016年08月15日卒入学、授業参観、行事のお手伝いなどで、園や学校で履く機会の多い「上履き」。どんなものを持って行っていますか?■色は汚れにくく、シンプルなものをまず、色なのですが、どんな服装にも合うということで黒や紺、白やベージュなどが思いつきますが、できれば黒や紺など濃い色をおすすめします。屋内とはいっても廊下や体育館、お手洗いなど、歩いているうちに結構汚れてしまうものです。薄い色ですと、汚れが目立ち、残念ながらすぐにお買い換えとなってしまうかもしれません。 ■形は実用性を重視して選ぶスリッパタイプの薄手のものは軽くて持ち運びも楽なのですが、幼稚園・保育園~小学校低学年あたりまでですと、ホールや体育館などで、保護者も一緒に動いたり走ったりするイベントがある場合、すぐに脱げてしまいます。また、学校では学年があがるにつれて教室が上の階になることが多く、階段を上り下りするのにパタパタして歩きにくいスリッパタイプは不便でしょう。最近は、ヒールのあるミュールのようなスリッパもあり、見た目はおしゃれなのですが、上記の理由でやはり実用的ではありません。ただし、セレモニー用など割り切って使うのであれば、脚長効果もあっておしゃれなので、予備に一足あってもいいかもしれません。 ■結論:本命タイプは「バレエシューズタイプ」結論としては、かかとを包み込む「バレエシューズタイプ」がおすすめです。多少走っても階段を上り下りしてもかかとがあるので脱げにくいですし、意外と冷える冬場の体育館や廊下などでも、足がぐるりと包み込まれているバレエシューズタイプは、スリッパタイプと比べて “快適さ” がだいぶ違います。「携帯スリッパ バレエシューズ」などで検索し、底のしっかりした耐久性のあるものを選びましょう。最近は少しヒールのついたものや、「内外兼用」の滑りにくいものもあり、多少お値段は張りますが、一度買ってしまえば何年間も、結構履く機会があります。最後に、土曜参観など夫婦そろって参加できる行事も増えていますから、男性用も探さなくては……と思われるかもしれませんが、ママと比べてそんなに履く機会も多くないと思いますので、パパ用のはあまりこだわらなくても大丈夫です。ただしくれぐれも「明日の授業参観、上履きOK! ……あら、パパのがない!」なんていうことのないように、一応忘れないで準備しておいてくださいね。 (美谷島香)
2016年07月20日『溺れるナイフ』『ピース オブ ケイク』などでおなじみのジョージ朝倉さんが、青年週刊誌で連載している『ダンス・ダンス・ダンスール』2は、クラシックバレエに情熱を傾ける男子中学生が主人公。バレエがテーマの現代版スポ根物語とは、ちょっと意外な気もするが…。「私も意外です(笑)。好きな作家さんでも、バレエマンガは読み飛ばしてしまうくらい興味がなかったので。だけど娘が習っているバレエ教室に男の子が入ってきて、この子はどういうメンタリティでバレエを始めて、この先、思春期をどう乗り越えていくんだろうってところから興味を持つようになったんです」幼い頃バレエにひかれながらも、父を亡くした潤平は、男らしくあろうとあきらめた。そんな彼がバレエと再び出合い、ピタピタのタイツ姿で舞う独特の美意識や、「女の子の習いごと」というイメージに反発しながらも、取り込まれていく。「やりたいことを見つけた人は羨ましいなって、自分の青春時代を走馬灯のように振り返って気づいたんです。オレの分まで羽ばたけ、潤平!と思いながら描いてます(笑)」本作のためにバレエを習い始めた朝倉さんは、うまく踊れないストレスで一時的に激ヤセ(!)してしまったほど。迫力あるダンスシーンも、そんな努力の賜物といえる。『溺れるナイフ』で実証済みだが、思春期の危なっかしい心のうちを描く手腕は本作でも際立っているし、男性目線なところも新鮮だ。「私のなかの中2男子を出しているだけ。潤平はお調子者だからフワッと生きてこられたけど、自分で人生を選ばなければいけない時期に差し掛かった感じを表現したいんです」いじめやスクールカーストなど、バレエ以外の部分も読み応えあり。人生をかけるべきものと出合った愛すべきおバカ中学生がどう成長していくのか、先物買いのファンのような気持ちで応援したくなるはず。◇幼い頃に出合ったバレエへの未練を隠しながら、男らしく振る舞う村尾潤平の前に、転校生の美少女と、孤高の天才少年が現れる。著者初の青年週刊誌連載。小学館各552円。◇(C)ジョージ朝倉/小学館「ビッグコミックスピリッツ」連載中。◇じょーじ・あさくらマンガ家。代表作に『恋文日和』『ピースオブ ケイク』『溺れるナイフ』『テケテケ★ランデブー』など。『溺れるナイフ』の実写映画版が11月公開予定。※『anan』2016年7月13日号より。写真・森山祐子インタビュー、文・兵藤育子
2016年07月12日トーガ プルラ(TOGA PULLA)2016年秋冬コレクションから、新作シューズをピックアップして紹介する。今シーズンは、相反する素材やカラーをミックス。タフな素材と柔らかな生地を組み合わせて、表情豊かな一着を完成させている。ディテールには、ヴィンテージソファーやカーテンのエッセンスを落とし込んだ。絨毯に使用される毛足の短いフェイクファーのパンツや、ラグのようなフリンジニットなどが目立つ。■ヘアリー カーフ フラットシューズ64,000円+税足の甲を包み込むほどに、贅沢にファーをあしらったフラットシューズ。もふもふとしたテクスチャーが心を和ませてくれる。一方、サイドにはメタルチェーンをあしらい、パンチを効かせて。カラーはブラウンベージュ、ホワイトレモンが揃う。■レースアップ シューズ59,000円+税華奢なリボンと存在感抜群なバックル。対象的なモチーフをフラットシューズの上でドッキングさせた。アッパー部分にはカッティングを加えよりユニークに。ソックスで変化をつければ、がらりと足元の印象が変わる。■レースアップ ブーツ70,000円+税ぐるぐるとリボンを巻き付けたミドル丈のブーツは、コルセットを想起させるほど繊細な仕上がり。ソールやサイドにはメタルパーツをあしらって、スパイスを効かせて。オススメは、膝下丈のドレスやスカートとのコーディネート。ちらりと覗くブーツが、女性らしさを感じさせる。【アイテム詳細】TOGA PULLA 2016年秋冬コレクション発売時期:2016年6月より順次発売取り扱い店舗:TOGA直営店【問い合わせ先】TOGA 原宿店TEL:03-6419-8136
2016年07月07日左)Ella black love heart 29000円右)NICOLE suedestars 25000円スペイン発バレエシューズブランド「プリティ・バレリーナ(Pretty Ballerinas)」から、2016年秋冬の新作が登場。プリティ・バレリーナはバレエをコンセプトに、バレエシューズ、フラットシューズなどを中心に展開している。そのはき心地のよさと、脚を美しく見せる絶妙なカッティングが評判で、世界中のファッショニスタに愛されるブランドだ。今季のテーマはレトロ&クラシック。ウール、ポンポンファー、ベルベットなど異素材を組み合わせたり、鮮やかなブルー、ボルドー、深みのあるグリーンなどレトロ感のあるカラーのシューズがラインナップ。ソックスやタイツとも合わせて、女性らしいスタイルを演出したい。【概要】プリティ・バレリーナ 2016年秋冬コレクション発売日:2016年8月4日(木)価格帯:21,000〜38,000円取り扱い店舗:プリティ・バレリーナ ギンザ、アオヤマ / 他、百貨店・セレクトショップ【問い合わせ先】F.E.N.TEL:03-3498-1642
2016年06月26日ヴァレンティノ(VALENTINO)2016-17年秋冬コレクションで発表された、新作「バレエシューズ」が2016年6月より発売される。バレエやミュージックなどのアートからのエッセンスを受けた今季は、エレガントなドレスルックが目立つ。美しいドレープを効かせたもの、細やかなプリーツを配したもの、幾何学模様をあしらったものなど、多種多様なドレスたちがランウェイに彩りを添える。足元は、ウェアの優美さとは対照的とも言える、バレエシューズをマッチ。ブラックとベビーピンクをベースに、甲の部分にはストラップを添えた。ヴァレンティノのアイコンの一つ‟スタッズ”を均等に並べ、エレガンスと相反するハードさも香らせている。【アイテム詳細】ヴァレンティノ バレエシューズ 71,000円+税展開時期:2016年6月(予定)【問い合わせ先】ヴァレンティノ インフォメーションデスクTEL:03-6384-3512
2016年06月18日英国ロイヤル・バレエ団の日本公演が開幕、多くのファンが待ちわびた3年ぶりの日本公演とあって、会場は熱気に溢れ、華やいだ雰囲気に。6月16日の初日の模様をレポートする。英国ロイヤル・バレエ団 チケット情報日本公演で上演されるのは、『ロミオとジュリエット』と『ジゼル』の2作品。いずれも同団ならではの伝統を体現する、人気のレパートリーだ。特に公演日程前半に組まれた『ロミオとジュリエット』は、1965年に英国ロイヤル・バレエ団で創作、世紀のスター、マーゴ・フォンテインとルドルフ・ヌレエフが初演したことでも知られる同団の看板演目。いくつものバレエ団でレパートリー化された人気作でもあるが、この公演では、“本家”だからこその優れたれた上演に、皆が期待を寄せる。初日のジュリエットは、同団のプリンシパル、ローレン・カスバートソン。この役を得意とするという彼女だが、第1幕の登場場面から、まさに十代前半としか思えない無邪気さと可憐さで、瞬く間に客席を魅了してしまう。最大の見どころとなるバルコニーのパ・ド・ドゥは、弾けるような瑞々しさで恋の喜びを表現するフェデリコ・ボネッリのロミオとの、うっとりするような愛の語らいに、すっかり心を奪われる──。ダイナミックなリフトを多用した見応えある踊りも、身体のラインの美しさや技術の確かさより、何より、ふたりの心の動き、そのドラマが胸を打つ。“シェイクスピアの国のバレエ”のなせる技か、台詞のあるお芝居を見るように、ごく自然に、気負わずに楽しめることも、大きな魅力だ。悲劇へと突き進み、どんどんその印象が変わっていくふたりの姿に息を呑むいっぽうで、町の人々が集まる市場や厳かな舞踏会の場の迫力に、圧倒されることもしばしば。ヴェローナの町の人々を活き活きと演じる彼らの姿を前に、初演以来、この作品の魂を大切に受け継ぎ、上演してきた彼らの素晴らしき伝統を実感した。日替わりで登場する主役ダンサーたちは皆、いまが旬とも言うべき実力派ばかり。多彩な才能を擁するロイヤル・バレエ団の魅力を存分に味わいたく、連日劇場に足を運ぶファンも少なくないだろう。日程後半に上演される『ジゼル』は、細やかな演劇的アプローチが特徴的なピーター・ライト版。これも英国ならではの魅力的な作品だ。さらに、先ごろ日本人ダンサーの高田茜、平野亮一のふたりがプリンシパルに昇進するという嬉しいニュースも飛び込んできた。彼らの活躍への注目度も、自ずと高まる。公演は6月26日(日)まで東京文化会館にて。チケットは発売中。取材・文:加藤智子
2016年06月17日ロシア名門バレエ団で「白鳥の湖」に出演するなど、注目のバレエダンサーがスクリーンデビューを果たす、音楽とダンスが融合するエンタテインメント・ムービー『High Strung』が邦題『ハートビート』として、8月20日(土)より全国公開されることが決まった。誰もが夢を叶えるために訪れる街、ニューヨーク。プロのバレエダンサーになるために上京してきたルビーは、ある日、生活のために地下鉄で演奏するバイオリニストのジョニーと出会う。2人は徐々に惹かれ合っていくが、自分が思い描くようなダンスができないルビーは、同居人のジャジーと共に奨学金の資格剥奪の危機に直面する。一方、ジョニーは大切なバイオリンを盗まれてしまった上、グリーンカード詐欺に遭ってしまう。追い詰められた2人は、ヒップホップダンスチーム“スイッチ・ステップス”を誘い、お互いの夢を叶えるために“弦楽器&ダンスコンクール”に出場することになるが…。ニューヨークの街で夢を叶えるために奮闘し、成長していく2人を、ジャンルを超えた音楽とダンスが彩る、夏にぴったりなアツいエンタテインメント・ムービー。主人公のルビーには、アメリカ人で初めてロシアの名門マリインスキー・バレエに入団し、本作が女優デビューとなるキーナン・カンパ。また、彼女が出会うジョニーには、ミュージシャンとしても活躍し、イケメン英国男子の新星として注目を集めているニコラス・ガリツィン。さらに、ルビーのルームメイト、ジャジーには、英国ロイヤル・バレエ学校出身で、アリシア・ヴィキャンデル出演『エクス・マキナ』でAIロボットのひとり(?)を演じ、オスカー・アイザックとキレッキレなダンスも披露、エマ・ワトソン主演『美女と野獣』への出演も決まっている日系英国人のソノヤ・ミズノ。加えて、ロンドン、パリ、ロサンゼルス、ニューヨークから集められた、世界最高峰のダンサーたち62人が参加し、圧巻のパフォーマンスを披露する。『ハートビート』は8月20日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月13日今のセレブたちの定番エクササイズといえばやっぱりバレエ。ミランダ・カーをはじめ、ロージー・ハンティントン=ホワイトリーやジョーダン・ダンなどもバレエを取り入れた運動をしているとか。ボクシングをしているジジ・ハディッドも、最近はバレエを始めて、さらにスッキリ細くキレイになっています!セレブが火付け役となり、大人からバレエを始める人たちが続々といる中、自分も始めようかな……と考えている人もいるはず。そこで今回は、今さら聞けないけど知っておきたいバレエで痩せる理由と「太もも痩せポーズ」に迫りたいと思います。バレエをすると、なぜ痩せるの?バレエは全身運動なので、さまざまな筋肉を使います。だからダイエット効果が高いのですが、特にスマホをよく使う現代女性にオススメしたい理由は、姿勢が良くなるから!バレエは、お尻もお腹もキュッと引き締め、上から引っ張られたような感覚でまっすぐに立つことが基本。そのため、何度も繰り返すことで自然に美しい姿勢が身につきます。美しい、正しい姿勢をすれば、全身の血流が良くなり、脂肪燃焼効果がアップ。すると、日常の活動で消費するカロリーが上がり、痩せボディを手に入れることができるんです!気になる下半身は、このポーズでほっそり!?JCelesteFMさん(@sicelise)が投稿した写真 – 2015 7月 25 8:09午前 PDTPhoto by Instagramバレエやバレエエクササイズを行っている人の下半身は、適度に筋肉がついていて細い!その秘密は、かかと同士をくっつけ、つま先を外に広げたバレエの基本ポーズにあります。やってみると分かると思いますが、単純に見えてかなり難しいもの。まずはつま先を外に向けるだけでも大変ですし、そのポーズを保っていると、お尻や太ももの内側などがピリピリしてくると思います。でも、それこそがバレエの良いところ!普段使わない筋肉、特に下半身の筋肉をくまなく使うので、引き締め効果がバッチリなのです。究極の「太もも痩せポーズ」を家でやってみよう!Jourdan Dunnさん(@officialjdunn)が投稿した写真 – 2015 3月 14 8:05午前 PDTPhoto by Instagram(ジョーダン・ダン)バレエでは、かかと同士と膝同士をくっつけ、つま先を外に広げたポーズを第一ポジションと言います。そこから膝を曲げると「プリエ」、かかとを上げると「ルルベアップ」になります。第一ポジションから、ルルベアップ、さらにプリエしたポーズは「ダイアモンドポーズ」と言われ、究極の太もも痩せが叶うポーズ!さっそくやってみましょう。ダイアモンドポーズの作り方Aleenta BARREさん(@aleentabarre)が投稿した写真 – 2016 5月 18 8:56午後 PDTPhoto by Instagram1. まっすぐ立ち、膝とかかと同士をくっつけ、つま先をできるだけ外に向けます(第一ポジション)。2. かかとを上げ、つま先に体重を乗せます(ルルベアップ)。3. 膝をできるだけ深く曲げ(プリエ)、10秒キープ!4. もう一度かかとをくっつけ、ゆっくり降ろし、膝を伸ばせばOK。このポーズを一日10回ほど行ってみましょう。上半身はまっすぐ、両手もしくは片手を腰の高さほどの椅子に置いて行いましょう。注意してほしいのは、ふくらはぎばかりに集中してしまい、ふくらはぎに筋肉がついてしまうこと。あくまでも意識は太ももに向けるのがポイントです!太ももがプルプルするのは効いている証拠なので、それを実感してみてください。もしダイアモンドポーズが難しいという人は、まずは第一ポジションからプリエをするだけでもOK。その際、膝はつま先と同じ方向に向けましょう。また、膝を伸ばすとき、太ももをくっつけるように意識すると、内側の筋肉が使われて太ももの引き締めに◎。もっとチャレンジしたいなら、第一ポジションからプリエ、そこからさらに膝を深く曲げた「グラン・プリエ」に挑戦!深く膝を曲げたときはお尻が出たり、上半身が傾かないように注意。こちらも膝を伸ばすときに太ももの内側を意識しましょう。Gigi Hadidさん(@gigihadid)が投稿した写真 – 2015 11月 5 1:56午後 PSTPhoto by Instagram(ジジ・ハディッド)エクササイズなら家で簡単にできますし、本格的に始めたいなら手軽にレッスンも受けられるバレエ。自分ができる範囲で日常生活に取り入れて、痩せボディを手に入れちゃいましょう!
2016年06月03日プラダ(PRADA)で、レースアップシューズのメイド・トゥ・オーダーサービスを実施する。人気のレースアップシューズを、豊富なカラーや素材、ソールからそれぞれカスタマイズできる本サービス。ソールの高さやソールにインサートされたジュート素材のロープの有無を選択でき、幅広いデザインの組み合わせを楽しめる。アッパーのデザインは、ワントーンと3色のコンビネーションカラー、レオパードプリントの3種。ワントーンタイプは、22色の豊富なカラーからチョイスでき、3色コンビネーションカラーのタイプは、5種類のタイプから好きなものを探すことができる。また、ソールのカラーは6色展開。高さは、3cmと6.5cmのソールが登場し、素材はブラッシュドレザーのほか、新しくレオパードのプリントを施したヘアカーフとクロコダイル、パイソンが揃う。その他、インソールにゴールドのイニシャルを刻印するサービスも。自分にぴったりのアイテムを、プラダで作ってみては。【概要】プラダ レースアップシューズ メイド・トゥ・オーダーサービス価格帯:130,000円~303,000円サイズ展開:34.5~41.5実施予定店舗・期間:大丸札幌店 2016年5月26日(木)〜5月30日(月)伊勢丹新宿店 6月4日(土)〜6月14日(火)名古屋店 6月17日(金)〜6月23日(木)福岡岩田屋店 7月1日(金)〜7月10日(日)銀座店 7月25日(月)〜8月7日(日)梅田阪急4F店 8月11日(木)〜8月16日(火)神戸店 8月20日(土)〜8月25日(木)大阪心斎橋店 8月28日(日)〜9月4日(日)受け取り目安:通常レザーのタイプは注文から約4ヵ月、プレシャスレザーの場合は約5ヵ月■商品詳細モデル:6型、ソールの高さ:3cm、6.5cm、素材:4種類【問い合わせ先】プラダ ジャパンカスタマーリレーションズTEL:0120-559-914
2016年05月23日スポーツシューズブランド「パンサー(panther)」から、「パンサージーティーデラックス(PANTHER GT DELUXE)」と「パンサーデラ(PANTHER DELA)」の復刻版が登場する。2016年4月30日(土)から、ウィズム(WISM)とミタスニーカーズ(mita sneakers) にて先行発売。その後、順次全国発売される。パンサーは、1964年に開催された東京オリンピックと同時に誕生したスポーツシューズブランドだ。スポーツ競技人口が増加する事に着目し、トレーニングシューズの開発に着手。“足袋”の機能性を元に、軽くて蒸れないをコンセプトに誕生した「パンサーエス(PANTHER S)」などを生み出した。登場する復刻アイテムは、メイドインジャパンの繊細な工程によって作られたシューズ。福島にある生産拠点で、裁断や縫製そして成型までの60行程にも及ぶ作業を経て、こだわり抜いて仕上げた。オリジナルモデルのディテールを忠実に再現しながら、実用的なクッション性を融合。アッパーの素材にはナイロンやスエードを使用しており、染色加工で深みのある色合いを表現した。中敷きには快適さ、通気性、防臭性に優れるオーソライト社製のフットベッドを使用することで、クラシックなシルエットはそのままに都市生活者に実用的な機能性を向上させた。名作の再現性を高め、現代的なアイデアを入れながら再構築されて生まれ変わったパンサーの復刻版シリーズ、是非手にとってみてはいかがだろうか。【商品詳細】パンサー復刻版シューズ先行発売日:2016年4月30日(土) ※その後順次全国展開。先行発売店舗:ウィズム、ミタスニーカーズ・パンサージーティーデラックス価格:15,000円+税カラー:ネイビー×ホワイト、グレー×ホワイト ・パンサーデラ価格:13,000円+税カラー:ネイビー×ホワイト、オフホワイト×ホワイト、ブルー×ホワイト、レッド×ホワイト【問い合わせ先】ウィズム 渋谷TEL:03-6418-5034ミタスニーカーズTEL:03-3832-8346世界長ユニオンTEL:0120-419-265
2016年05月03日三越伊勢丹のプライベートブランド、ナンバートゥエンティワン(NUMBER TWENTY-ONE)が、日本を代表するファッションブランドとコラボレーション。東京のクリエイターによる高いデザイン性と、日本の技術力を掛け合わせ、世界へ発進する一足を作り上げた。今回は、春夏のコラボレーションから4ブランドを紹介。【ファセッタズム × ナンバートゥエンティワン】デザイナー落合宏理が手掛けるファセッタズム(FACETASM)とのコラボレーションシューズ。“曖昧な自己探求”をシーズンテーマに、すでにこの世の中にあるものを壊し、ワンアイデアを加えることで新しい感覚へと昇華させた。16年SS東京コレクションにも登場した、リボンを結びパッチワークのようにレイヤードされたデザインプロセスをシューズにも採用するなど、世界観をそのままにデザイン性溢れるシューズを完成させた。(左)ブラックレザーに鮮やかなブルーのタッセルを施したトラッドシューズ。リボンでパーツを結び、複雑に形成されたファセッタズムらしい一足。シューズ / 4万4,000円、(中央)コルク調のフットベットサンダル。鮮やかな配色のパイピングが印象的。全6色展開。サンダル / 2万9,000円、(右)コレクションでも印象的だったパターン、グレーのレザーにふわふわ素材のマス目を施したエスパドリユース。シューズ / 2万9,000円【チノ × ナンバートゥエンティワン】デザイナー茅野誉之理がスタートさせたブランド、チノ(CINOH)。“一瞬の時の中に存在するだけではなくワードローブ、思い出に残るモノ創り”を理念とし、自由な発想から生まれる東京のストリートを表現したブランド。コラボレーションシューズでは、春らしいホワイトカラーのスニーカーを展開。アッパーにはレザーを採用し、低めのラバーソールで大人の雰囲気に仕上げられた。チノらしく、大人のリアルクローズへと落とし込んでいる。スニーカー / 2万7,000円【インプロセス × ナンバートゥエンティワン】独特なイラストやコラージュ、色彩で表現する世界観など、遊び心のある表情豊かなプリントやテキスタイルを得意とするインプロセス(IN-PROCESS)。今回のコラボレーションでは、インプロセスらしい象徴的なデザインで登場。鮮やかなグリーンに、ジラフ柄がアクセントになったコラボレーションシューズ。甲の部分で結ぶコードが、トラッドなスタイルにも合わせやすい一足。シューズ / 3万8,000円【ロキト × ナンバートゥエンティワン】「精神的に成熟した、女性のための服」をテーマに掲げ、日本の技術を駆使した、エレガントなコレクションを目指すロキト(LOKITHO)。コラボレーションシューズから、テイストの違う2足を紹介。(左)レースアップとフロントのチャックで構成されたフラットサンダル。厚手のソールでON・OFF活躍してくれそう。サンダル / 2万7,000円、(右)アンクルストラップにフリンジを施したパンプス。歩くたびに揺れるフリンジが足元を強調してくれる。ネイビーと黒のバイカラーで、リッチな印象に。パンプス / 2万9,000円
2016年05月01日スニーカーなどリラックスしたカジュアルシューズブームが続く中、今年の春は一変して、きれいめパンプスや、女性らしいヒールシューズが急浮上!センシュアルな靴達をステキに魅せることで、自然と背筋が伸び、マインドまで変化するかも。FASHION HEADLINEでは、世界のおしゃれシューズが揃う伊勢丹新宿店のバイヤーに、今年のトレンドを総力取材。目利きバイヤーが厳選したラインアップを紹介。KEY WORD:ストラップシューズ足元を上品に女性らしく演出してくれるストラップシューズ。足首にポイントを置いて、コーディネートにメリハリをつけて。足首を美しくサポートしてくれるので、履き心地の良さも魅力的。春の陽気に誘われて、颯爽と歩く姿をぐっと素敵に魅せてくれます。■ジェローム・シー・ルソー(Jerome C. Rousseau)13万8,000円(伊勢丹新宿店限定)ゴールドとブラックのエレガントなデザインが美しいジェローム・シー・ルソーのサンダル。爪先からデコラティブに、リボンで結ぶ足首のバックスタイルまで女性らしさを更に引き立ててくれる一足。■ジャンヴィト ロッシ(Gianvito Rossi)9万8,000円3色のカラーブロックが新鮮な、ジャンヴィト・ロッシのアンクルストラップサンダル。計算されたアーキテクチュアルなフォルムが美しく、シンプルなデザインでスッキリとした足元を完成させてくれる。■マルニ(MARNI)10万6,000円絶大なインパクトを放つメタリックカラーのサンダル。ベルクロストラップと黒のパイピングで、スポーティーなエッセンスを持ち合わせた存在感ある一足。■サロン(salon)3万8,000円スエード素材に鮮やかなグリーンが春らしい、サロンのパンプス。甲の部分で波を描いたストラップで弾むような色彩をプラス。程よいヒールの高さも魅力的。
2016年04月07日いまや定番のファッションアイテムとなったぺたんこシューズ。ヒールがないぺたんこシューズは、疲れにくくてラクな反面、脚が短く見えてしまうと思っている人も多いかもしれません。でも「ぺたんこシューズではスタイルアップは望めない」と諦めるのは間違い。ヒールがなくても、工夫次第でいくらでも脚長に見せることはできるんです。■パンツとシューズの色を合わせるパンツスタイルの場合は、パンツとシューズの色を合わせて。それぞれの色が違って境界線がハッキリ別れてしまうと、視覚が分断されて脚が短く見えてしまいます。パンツとシューズの色をつなぎ、1本のラインで脚を長く見せましょう。パンツの色は濃い目をセレクト。色による引き締め効果で、脚をスッキリ細く見せることができますよ。■シューズは細めトゥ&甲浅タイプをヒールがなくても脚を長く見せるには、シューズ選びにもポイントがあります。おすすめは、ポインテッドトゥやアーモンドトゥなどのつま先が細めのもの。ほっそりとしたデザインが自然と縦ラインを強調してくれます。ほどよい女性らしさが加わり、ヒールなしでもカジュアルにならないのも◎。また、シューズを履いたときに肌が見える部分が狭いと、実際よりも脚が短く見えてしまうこともあるので注意。ぺたんこシューズを履くときは、できるだけ足の甲が見えるものを選びましょう。■足首チラ見せで華奢スタイルを演出パンツに合わせるときは、クロップド丈やロールアップで足首をチラ見せ。視覚的な“抜け感”をつくることで、脚長効果と同時に足全体を華奢な印象に見せることができます。このとき、パンツの丈が短すぎると、脚が太く見えてしまうので注意してください。トップスの袖をまくったり首元を少し開けたりすれば、さらに抜け感がプラスされて全身がスッキリ見えます。■ハイウエスト&ウエストマークで脚長効果ぺたんこシューズに合わせるボトムスは、ハイウエストのスカートやパンツがおすすめです。トップスは丈の短いものを選ぶか裾をインして、ウエストの位置をできるだけ高く見せましょう。ベルトなどを使って、高めの位置でウエストマークするのも脚長効果大です。腰から下を長く見せると同時に、全身のスタイルにメリハリをつけることができますよ。ぺたんこシューズは、カジュアルからキレイめまで種類が豊富なのも魅力。着こなしのコツをおさえて、「ラク」と「スタイルアップ」の両方をかなえましょう。
2016年04月07日スニーカーなどリラックスしたカジュアルシューズブームが続く中、今年の春は一変して、きれいめパンプスや、女性らしいヒールシューズが急浮上!センシュアルな靴達をステキに魅せることで、自然と背筋が伸び、マインドまで変化するかも。FASHION HEADLINEでは、世界のおしゃれシューズが揃う伊勢丹新宿店のバイヤーに、今年のトレンドを総力取材。目利きバイヤーが厳選したラインアップを紹介。KEY WORD:レースアップシューズこの春、1足は持っておきたいのがレースアップシューズ。足の甲を編み上げて、女性らしい足元に仕上げてくれます。デニムなどカジュアルにコーディネートするのも、今年注目のスタイル。様々なシーンで活躍すること間違いなし。■ジミー チュウ(Jimmy Choo) 10万2,000円デニム風に加工されたレザー素材とチャンキーヒールで、春らしく仕上げたジミーチュウのシューズ。甲の部分でコードをクロスさせ、足元をスッキリ見せてくれる。■ジャンヴィト ロッシ(Gianvito Rossi) 9万8,000円上品なパンプスに細めのコードが施されたレースアップシューズは、足を長く奇麗に見せてくれる効果も。女性らしくエレガントなムードに仕上げてくれるはず。■チェンバー(CHEMBUR) 3万3,000円ぺたんこソールのポインテッドトゥにレースアップと、今年のトレンドがぎっしり詰まったチェンバーのシューズ。足首にクルクルとレースアップして、コーディネートの主役に!
2016年04月03日ママたちが子どもの頃は、ほんの少し敷居が高い印象のあったクラシックバレエですが、最近は個人のバレエ教室だけでなく、さまざまな場所で学べるようになっています。どんなところでレッスンを受けられるのか、どんなクラスがあるのか、それぞれの特徴について紹介します。クラシックバレエのレッスン場所は増えている以前は先生の自宅やスタジオのバレエ教室でのレッスンがほとんどでしたが、最近はカルチャースクール、スポーツクラブ、公民館でのレッスン、幼稚園での出張レッスンなどがあります。レッスン場所として多いのは、次の3つです。・ベビークラスから上級者まで幅広いバレエ教室まずは先生の自宅やダンススタジオ、ビルなどでバレエ教室の看板を掲げているケース。先生はバレエ専門の講師がほとんどです。ベビークラスからトウシューズを履く上級者向けまで、たくさんのクラスがあります。最近ではママとベビーのクラスを開講している教室も見かけます。きちんと通うことにより、習熟度が増していき、発表会やおさらい会が行われる教室もあります。その頻度は1年~2年に1回程度。発表会にはお手伝いが必要なので、「保護者の会」や「母の会」という形で保護者同士の連携がはかられることが多いようです。・先生との出会いが期待できるカルチャースクールバレエ教室の先生やフリーの先生が出張レッスンのような形でクラスを開講しています。レッスン内容に満足したら講座修了後、先生が主宰する教室にスライドしてもよいでしょう。いきなりバレエ教室に通うのは敷居が高いと思う方にはおすすめです。カルチャースクールの規模によりますが、子ども向けの入門~初級レベルのクラスが複数の先生により開講されているところが多いようです。基本レベルのクラスでも選択肢が多いのはうれしいポイントです。・気軽に体験できるスポーツクラブスポーツクラブやジムのスタジオプラグラムとしてバレエクラスが設けられていることがあります。バレエ経験者のスポーツインストラクターが講師を務めています。クラス分けは年齢別ではなく、大人のクラスに子どもが入ってもOKというようにラフで、入門クラスからスタートするプログラムが多いようです。クラシックバレエがどのようなものか気軽に体験してみたいお子さんにはよいかもしれません。まず、体験レッスンや見学してから始めてみてはバレエのレッスンはさまざまな場所で受けることができて、それぞれ長所短所があります。そのポイントはママやお子さんによって違うでしょう。まずは体験レッスンを受けたり、レッスン風景を見学したりして、親子とも納得してから始めてみるのがよいでしょう。バレエは姿勢の美しさや柔軟性を高めるだけでなく、あいさつや礼儀を身につけることのできる習い事です。子どもが興味を持っているのなら、その背中を押してあげるのもよいのではないでしょうか。(田中かなた<フォークラス>)
2016年03月20日「バレエシューズって、大キライ!あんなのを履いて歩くことすらできない。バレリーナがバレエを踊るために履くなら構わないけど、そうじゃないなら私には理解できないわね。私はハイヒールが好きなのよ」と9年前、「Allure magazine」にそう語っていたヴィクトリア・ベッカム。確かに彼女の足元は常にびっくりするほど高いヒールの靴がお決まりだった。外反母趾の手術を受けてまで頑張ってヒールを履いてきたが、ついにフラットシューズの素晴らしさに目覚め、ヒールとサヨナラをする決意がついたようだ。まもなく42歳のヴィクトリア。この9年の間に第4子ハーパーちゃんを出産したり、ファッションブランド「Victoria Beckham」をプロデュースしてプロモーションに励むなど、環境にかなり変化があった。そんな中、「The Telegraph」のインタビューで「もうハイヒールの靴は履けないわ。少なくとも仕事中は。あとは移動が多いからそんなときもね。シンプルで心地よく身に付けられるものじゃないとダメ」と9年前の“ハイヒール宣言”を覆すコメント。バカにしていたフラットシューズをメインに履くようになるとは、本人が一番驚いているかも。とはいえ、最近目撃されているヴィクトリアのフラットシューズは、特に難色を示していたフェミニンなバレエシューズタイプのものではなく、スニーカーやつま先の尖ったマニッシュなローファーなどだ。やはり、バレエシューズには抵抗があるのだろうか…!?(Hiromi Kaku)
2016年02月26日サンコーは1月22日、「USB急速シューズ乾燥機」を販売開始した。「サンコーレアモノショップ」での直販価格は税込3,980円。USBヒーターを内蔵しており、ファンで温風を靴の中へ送り込むことによって靴を乾燥させる。靴上部にクリップで挟むようにしてセット。サンコーによれば、ビジネスシューズの場合、約3時間で両足とも靴内が乾いた(靴の種類や濡れ具合、使用場所によって乾燥時間は異なる)。サイズは片足分でW110×D50×H45mm、重量は61g。ケーブルの長さは1,750mm。電源はUSBバスパワー。別売のモバイルバッテリやACアダプタに接続しても使用できる。
2016年01月25日日本の革靴の一大産地である浅草にアトリエを構え、職人と協業しものづくりを行うレザーブランド・エンダースキーマ(Hender Scheme)が新作となる16SSコレクションを公開した。“post modern(ポストモダン)”をテーマに、細かなディテールや製法で新しいバランスを表現し、モデルの幅を広げた今シーズン。シューズコレクションには、防水ピッグレザーのレインカバーを脱着出来る機能的なブーツ(5万8,000円)や、一枚仕立てのスリッポン(2万8,000円)、ステッチでアッパーにモチーフを描いたつっかけのようなオイルキップのミュール(3万7,000円)などが登場。小物には、キャンバス地のバッグ(small 2万2,000円、big 2万6,000円)や、真鍮をヌメ革でくるんだバングル(S 1万1,000円、M 1万3,000円、 L 1万6,000円)、レザーの風車(3,600円)などが展開される。また、シーズンごとに1型ずつ発表される別ライン「オマージュ」より、バレエシューズをオマージュした新作「manual industrial products -13」(3万3,000円)も登場。アッパーにはしなやかな足あたりの馬革、底にはタンニン鞣しの牛革を用いることで、素足でも心地よく履けるアイテムに仕上がった。このラインでは、往年の人気スニーカーや、日本の伝統的な雪駄などをオマージュモデルとし、エンダースキーマの手工業で革靴として再現した特別なアイテムが展開されている。オーダーメイド製品よりも工業製品が主体となる近年において、職人が分業し一つのアイテムを作り上げるという生産背景により、製品価値を再考するきっかけをデザインしたプロダクトだ。各アイテムは、都内を中心とする1LDK各店舗などにて、12月より順次デリバリーを開始している。
2015年12月05日世界最高峰のバレエ団のひとつ、「マリインスキー・バレエ」東京公演開幕を前に11月25日(水)、取材会が開催。舞踊監督のユーリー・ファテーエフをはじめ、ウリヤーナ・ロパートキナ、ウラジーミル・シクリャローフ、キミン・キム、ザンダー・パリッシュらダンサーが出席した。マリインスキー・バレエ チケット情報ファテーエフ舞踊監督は、同バレエ団の来日の歴史が半世紀以上にもわたることに触れ「日本に来るたびに、目の肥えた聴衆のみなさんの愛情、温かさを感じています」と来日の喜びを口にする。今回、「ロミオとジュリエット」「白鳥の湖」という伝統的な作品に加え、「ジュエルズ」、そしてマリインスキーが日本で上演するのはこれが初めてとなる「愛の伝説」が上演される。過去には、ボリショイ・バレエが37年前の来日時に同作の上演を行なったことがあるが、ファテーエフ舞踊監督は「この作品はあくまでもマリインスキー劇場のために作られたものです」と強調!これまでほぼ門外不出とされてきた点について「規模が大きく、『ロミオとジュリエット』、『白鳥の湖』などよりも人数を必要とし、主役級のダンサー、それを飾るコール・ド・バレエの人数も多くなる」と説明。「今回、我々の誇りをかけて、あえてこの作品を持ってきました。ここ日本をスタートに、これから世界中でお見せできるようになれば」と意気込みを語った。ロパートキナはリハーサルの都合で冒頭のみの出席となったが「また日本に戻ってこられて嬉しいです。日本の独特の雰囲気が大好きです」と喜びを語ると共に「私にとって『愛の伝説』は最も好きな作品のひとつ。私は複数の主人公の中でも情熱的な女性を演じますが、みんなで主人公を作り上げていくところに魅力を感じています」と笑顔を見せた。シクリャローフも「日本公演は我々にとって特別なもの」とうなずく。近年、英国出身のパリッシュの人気が高まっている点について、ライバル意識を問われると「よきライバルの存在は、ダンサーがステージで成長するための糧です。その意味で素晴らしいライバルに恵まれていることを喜んでいます」と余裕の笑顔を浮かべていた。アジア人としてマリインスキー初のプリンシパル昇格を果たしたキムは、日本がマリインスキー入団後の初の海外公演を行った地でもあり「強い思い入れがあり、ステキな役を携えて戻ってこられてワクワクしています」と力強く語った。ファテーエフ舞踊監督は改めて公演を前に「絶対にがっかりさせません。日本のみなさんのための入念な準備を摘んできましたのでご期待ください」と自信をうかがわせていた。公演は12月6日(日)まで東京・文京シビックホール、東京文化会館にて。取材・文:黒豆直樹
2015年11月26日世界三大バレエ団の一つであり、ロシアの至宝でもあるボリショイ・バレエ団。創立から約240年もの間一度も撮影が許されなかった内部に初めてカメラが入り、誕生した禁断のドキュメンタリー『ボリショイ・バビロン華麗なるバレエの舞台裏』。ついにそのベールを脱ぎます!2013年1月、世界中を震撼させたボリショイ・バレエ団の芸術監督襲撃事件。覆面の男に襲われた元スターダンサーであり芸術監督のセルゲイ・フィーリンは、顔に硫酸をかけられ片目を失明してしまう。その凶悪な手口だけでなく、首謀者として捕まったのがなんとバレエ団のソリストであるパーヴェル・ドミトリチェンコという衝撃の展開はますます世間の関心を集めることとなった。当初は彼の恋人のダンサーが主役をもらえなかったことが原因とされていたが、フィーリン派とドミトリチェンコ派の真っ二つに分かれたバレエ団では、さまざまな陰謀説がささやかれ始めていた。最高峰バレエ団の一大スキャンダルへと発展してしまった事態を収束すべく、ロシア政府が送りこんだのは新たな総裁ウラジーミル・ウーリン。果たして、新体制でボリショイ・バレエ団は再び世界一のバレエ団としての誇りを取り戻すことはできるのか。バレエ団を支えるすべての人たちが一団となって目指す先に見えるものとは……?日本でも大きく取り上げられたこのニュースは覚えている人も多いはず。しかし、報道されていたような恋人の復讐のために起きた事件というそんな簡単なものではなく、ボリショイ・バレエ団が抱える大きな闇が引き起こした事件だといっても過言ではありません。未だ残るさまざまな疑問点やバレエ団の舞台裏について、ダンサーや劇場関係者がインタビューに答えていますが、あまりに赤裸々な内容に見ているこちらが思わずハラハラしてしまうほど。やはり美しいものには棘があり、そして影があるからこそ舞台上での光がより輝いて見えるのかもしれないとさえ感じてしまいます。バレエ好きな人はもちろん、普段はバレエをあまり見ない人というにも興味深いドキュメンタリー。世界一に君臨しつづけるボリショイ・バレエ団が、240年という長きに渡って閉ざし続けた秘密が今明らかになります。今後撮影が許可されなければ二度と内部を覗くことができないかもしれない貴重な映像の数々。ぜひ、この機会にお見逃しなく!イベントデータ:『ボリショイ・バビロン華麗なるバレエの舞台裏』公開表記:9月19日(土)よりBunkamuraル・シネマほか全国順次公開配給:東北新社© 2015 RED VELVET FILMS LTD. ALL RIGHTS RESERVED
2015年09月19日女性用ウォーキングシューズ発売ミズノは、寒い日にも足元から暖かく、快適に歩ける女性用ウォーキングシューズ「SELECT(セレクト)550」を、9月10日から百貨店などを中心に全国のミズノ品取扱店で発売する。快適さとファッション性のあるショートブーツ寒い季節を迎え女性たちは、足元からくる冷えを防ぐために、靴下の重ね履きや、足首や身体を温めるグッズを取り入れるなどの予防や対策をしている。そういった女性の冷えのニーズに対応するべく、「SELECT(セレクト)550」は、寒い季節でも靴内の温かさを保つために、これまで主にウエアで採用してきた吸湿発熱素材『ミズノブレスサーモ』を採用し、靴内側の足の甲からかかとにかけて覆うような形で配置している。冬のファッションと合わせやすいボア付きのショートブーツは、防水機能を内側に搭載したことで、デザイン性の高い快適さとファッション性を実現した。商品名:ウォーキングシューズ「SELECT(セレクト)550」税抜き価格:19,500円(税込み価格:21,060円)カラー:ブラック、グレージュサイズ:22.0cm~24.5cm素材:甲材/人工皮革、底材/合成底質量:約275g(23.5cm片方)原産国:中国(プレスリリースより引用)吸湿発熱素材『ミズノブレスサーモ』で温かさキープ人間の身体は、不感蒸泄と呼ばれる発汗していなくても、皮膚などから水分は常に発せられているため、その水分を利用し『ミズノブレスサーモ』が繊維内に吸湿される際に生じる熱により発熱効果をもたらし、靴内をドライにしながら、発熱効果で温かい状態を保つことができる。インソール(中敷)には、表面の下にアルミシートを装着した「リフレクションギアインソール」を取り入れたことで、足裏から発生する熱を反射して肌側に伝えるため、靴内を温かく保つ。ソール(靴底)には、寒い環境や低温時にも硬くなりにくいラバーを使用し、歩行時に体重がかかるポイントに細かく尖ったガラス繊維を配合した特殊ラバーを配置することで雨や雪の日でも路面をしっかりと捉えて歩くことができる。(画像はニュースリリースより)
2015年09月10日バレエの公演というと、興味は合っても敷居が高い、なんて思う人も多いのでは。そんなバレエビギナーにこそオススメしたい、3年に一度の祭典が日本にやって来る!音楽の世界では、アルバムとベスト盤のどちらがいいかという話がよく語られる。ひとりのアーティストの世界を堪能するには、冒頭からすべての流れを考えて、全体をひとつの作品として作り上げたアルバムが一番であることは確か。でも、ヒット曲ばかりで構成されたベスト盤は、誰もが楽しめて、ハズレなしの安定感がある。3年に一度おこなわれる「世界バレエフェスティバル」は、世界の超一流バレエのおいしいところだけを集めた、まさにベスト盤ともいえる公演。バレエには興味があるけれど、どのバレエ団のどんな演目を観ていいのかわからないという人にこそ、ぜひオススメなのだ。出演者に名前を連ねているのは、世界でも屈指のダンサーたち。パリ・オペラ座バレエ団をはじめ、英国ロイヤル・バレエ団、ドイツのハンブルク・バレエ団、アメリカン・バレエ・シアターといった超一流バレエ団で活躍する新旧プリンシパルばかりだといえば、その豪華さは伝わるはず。しかもそのなかには、マニュエル・ルグリやウラジーミル・マラーホフという、いまやレジェンド級の大ベテランも。それがこの日本で一堂に集結するのだからすごい。彼らが踊るのは、『白鳥の湖』や『マノン』といった古典の有名作品から現代バレエまで。オーソドックスなバレエしか知らないと「これもバレエ?」と驚くかも。肉体だけで喜びも悲しみも表現する世界レベルのバレエとはどんなものか、まずはここで堪能してほしい。◇第14回世界バレエフェスティバル8月1日(土)~13日(木)上野・東京文化会館S席2 万6000 円~ E 席8000 円NBS チケットセンターTEL:03・3791・8888www.nbs.or.jp◇技術に裏打ちされた高い表現力で魅了するディアナ・ヴィシニョーワ。◇圧倒的な華を持つダンスール・ノーブル、マチュー・ガニオ。◇パリ・オペラ座を退団したばかりの踊る美神・オレリー・デュポン。◇美しくダイナミックなバレエ界の貴公子・ウラジーミル・マラーホフ。◇圧倒的存在感を放つバレエ界のレジェンド、マニュエル・ルグリ。※『anan』2015年7月29日号より。写真・長谷川清徳文・望月リサ
2015年07月27日男性だけで演じる元祖コメディ・バレエ団、トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団が、約2年ぶりに来日し、6月27日に東京文化会館よりジャパン・ツアーをスタートした。同会場2日目の28日には、今年の公式サポーターを務めるはるな愛も登場し、会場は大きな感動と笑いに包まれた。トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団 チケット情報トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団は、誰もが気軽に楽しめるバレエを目指し、41年前にニューヨークのオフ・オフ・ブロードウェイの小さなスペースで旗揚げ。2006年にバレエ界のアカデミー賞と呼ばれる「英国批評家協会ダンス賞」最優秀賞を受賞するなど、クラシック・バレエ界からもその優れた業績を認められた。ジャパン・ツアーは、これが29回目となる。この日の公演は、名作「白鳥の湖」で幕を開けた。お馴染みのメロディでダンサーたちが登場し、男性ながらもしなやかに華麗な演技を披露するのだが、時折見せる大げさなキメポーズやコミカルな動きに笑いが起きる。そのうち、隊列を間違えたり、転んだり、蹴飛ばしたりとエスカレート。会場は大爆笑に包まれた。第3部には、鮮やかなチュチュで舞い踊る「パキータ」を上演。ダンサーひとりひとりが競い合うようにパワフルでダイナミックなダンスを披露し、会場はヒートアップ。ひとときも目を離せない演技に、観客は釘づけとなった。はるな愛が登場したのは第2部。この日のためにニューヨークへ渡り、トゥシューズを履いて本格的なレッスンを受けて彼女が挑んだのは、「瀕死の白鳥」。通常であれば、いまにも命が尽きようとする1羽の白鳥のストーリーなのだが、今回ははるな愛が2羽の白鳥を引き連れて登場。舞台上に羽を散らしながらの堂々とした演技に会場は拍手喝采。お馴染みのあややの振りまねも繰り出し、会場は爆笑に包まれた。アンコールには全キャストと再び登場し、息の合った演技で沸かせた。今後、7月10日(金)東京・府中の森芸術劇場 どりーむホール、7月11日(土)東京・Bunkamura オーチャードホール、7月12日(日)埼玉・大宮ソニックシティ大ホールほか、鹿児島、福岡、神戸、高松など全国で公演。各地で演目が入れ替わり、初演から上演している「ドン・キホーテ」や新作「ナイアーデ」なども。チケット発売中。
2015年07月10日今年もいよいよ夏のボーナスシーズンが到来。ハイブランドの憧れシューズを、この時期に手に入れたいという女性も多いのではないだろうか。そこで、伊勢丹新宿店婦人靴フロア担当バイヤーに聞いたオススメシューズを紹介したい。まず押さえておきたいのが、靴好きにとって外せない存在の「セルジオ ロッシ(Sergio Rossi)」。スリムなウェッジソールとオープントゥを組み合わせたロングセラーモデルの「セシル」(7万5,000円)は、そのフェミニンなルックスとは裏腹に快適な履き心地で、一度手にしたらリピートする人が多いという品だ。今季はマットな質感のスエードにマッチする、シックなグレーやネイビーのカラーが新色として登場。また素肌に馴染む上品なピンクは、スエードに樹脂加工を施してニュアンスのある質感に仕上げた(7万4,000円)。足元をレディライクに引き立ててくれる一足は、取り入れるだけで優雅な気分に浸れるはず。マニッシュなルックがトレンドの昨今は、「ジェイエムウエストン(J.M.WESTON)」にも注目したい。1891年に創業したフランスの老舗シューズメーカーで、150もの工程を経て作り上げられるシューズには職人たちの技術が凝縮されている。美しいフォルムで絶大な人気を誇る定番ローファーも魅力的だが、ウィングチップにストラップを組み合わせた新作モデル(10万5,000円)もおすすめだ。ホワイトをベースにしたバイカラーデザインで、キャメルとネイビーの2色を用意。ラフなデニムルックもマッチし、デイリースタイルをエレガントに格上げしてくれる。スニーカー好きを唸らせる一足には、「フェンディ(FENDI)」の「カーリト(KARLITO)」(19万9,000円)をセレクト。デザイナーのカール・ラガーフェルドをモチーフにしたコレクションで、毛皮製品に特化したブランドらしくレッドやブルーのファーで飾られているため贅の極みを味わえる。スタッズ仕様のソールを採用し、ロックテイストに仕上げられているのも見逃せない。また既に店頭で動向を得ている、ストラップデザインのフラットサンダル「フェンディ パレット(FENDI PALLETE)」(6万5,000円)も、ポップなカラーを含めた豊富なカラーバリエーションがそろっている。ジョッキーブーツで名高い「サルトル(SARTORE)」は、手入れを繰り返して自分だけの一足へと仕上げられるエターナルなモデル。代名詞のロングブーツは、日本人に合わせて筒の長さを通常より2cm短くした三越伊勢丹限定モデルが登場している。またレザーにラバーコーティングを施したスリッポンシューズ(6万5,000円)は、梅雨を迎えるシーズンにまさにうってつけのアイテム。さらに6月10日からは、素材と色を組み合わせて“オリジナルの一足”を作ることができる、「メイド トゥ オーダー」がスタートする。ボーナス需要の高まるこの時期は、“初めての一足”に相応しい定番モデルから秋冬シーズンの新作まで幅広くそろうため、シューズ売場はいっそう賑わいを増す。“お洒落は足元から”という言葉が存在するように、ハイブランドの美しいシューズには女性に自信をもたらす魔力がある。夏に向けて気分が高揚するこの時期に、とっておきの一足を手に入れて新しい場所へ出掛けてみるのもいいかもしれない。
2015年06月10日6月4日、ナタリヤ・マカロワ振付・演出『ラ・バヤデール』の公演を直前に控えた東京バレエ団が、記者懇親会を開催、同作の指導にあたっているオルガ・エヴレイノフと、主演ダンサーの上野水香、柄本弾が、作品への思いを語った。東京バレエ団『ラ・バヤデール』チケット情報マカロワ作品の指導で世界的に知られるエヴレイノフだが、「1988年からこの作品を指導しています。マカロワ版は、魔法のクオリティをもっていて、ピュアな踊り、美しいライン、ほかとは違う何かがある。そのフレージング、ムーヴメントはとても優雅。だからこそ、私は彼女の作品に惹かれたのでしょう」という。1877年、サンクトペテルブルクで初演された『ラ・バヤデール』は、古代インドが舞台のエキゾティックな雰囲気が魅力のバレエ。禁断の恋をめぐる愛憎劇、“影の王国”の場での女性の群舞など見どころが多く、とくにこのマカロワ版は、アメリカン・バレエ・シアターはじめ世界の著名バレエ団が上演する名ヴァージョンだ。「ロシアで上演されていた版と最も違う点は、失われていた終幕を新たに創り直し、登場人物3人のストーリーをしっかりと終わらせて見せていること。近年上演されている多くのヴァージョンはマカロワ版を基本としていると言えますが、この版の力強さゆえでしょう」。2009年以来、上演のたびに東京バレエ団で指導を手がけているエヴレイノフ。東京バレエ団について尋ねられると、「パーフェクト!コール・ド・バレエが本当に素晴らしい。他の国ではこれほどのコール・ドを観ることはできませんよ」。懇親会に先立って行われた公開リハーサルでも、“影の王国”の女性群舞が、エヴレイノフの声に応えながら見事なアンサンブルを創り上げていた。本公演では、海外からのゲスト、アリーナ・コジョカルとウラジーミル・シクリャローフの主演も予定されているが、主役については「これまで培ってきたものすべてを出さなければいけない」と、その難しさを指摘。3度目の挑戦となる上野は、「ニキヤ役は初演の時から踊らせていただいていますが、踊るたびに、どんどん大切な役になっている。より深く、よりクオリティの高い踊りを目指したい」。ソロル役の柄本は「昨年8月、東京バレエ団50周年〈祝祭ガラ〉で“影の王国”を踊る機会に恵まれました。全幕では今回が初ですが、指導していただいていることを忠実にできるよう、日々努めています」と、魅力ある新ソロル誕生を期待させる。公演は、6月11日(木)から13日(土)まで、東京文化会館 大ホールにて。チケットは発売中。取材・文:加藤智子
2015年06月08日