2015年5月12日 09:01
コスプレもできなくなる!? TPPで見える意外なコト
TPPはコスプレに影響を及ぼす可能性も?
意外と知らない社会的なテーマについて、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」が今回からスタート。記念すべき第1回のテーマは「TPP協定」です! * ** 第1回は経済のニュースから、「TPP協定」について。「モノや人の行き来に関税がかからないようにして、みんなで経済成長をめざそう」という目的で、2006年にスタートしました。最初の参加国は、シンガポール、ニュージーランド、チリ、ブルネイの4か国。ところがその後、参加希望国が増え、現在12か国に。アメリカや日本なども加わったため、それぞれの利害関係が衝突し、交渉は相当揉めています。 報道では農産物の問題が目立っていますが、交渉の項目は医療や保険、投資など21もあるんです。今日は、なかでもいま問題になっている「知的財産」についてお話ししますね。
アメリカは著作権保護にとても厳しい国。某大手映像関連会社は、YouTubeも快く思っていないといわれています。一方、日本や新興国は、そのあたりを緩くしておきたいと思っています。例えば新興国は、新しいエンタメのコンテンツを広めたいときも広告費をかけられません。