2015年7月7日 15:30
官能的で芳醇な香り立つ大人のためのファンタジー!映画『ボヴァリー夫人とパン屋』
『ボヴァリー夫人とパン屋』
フランスを代表するギュスターヴ・フローベールの最高傑作とも言われている小説『ボヴァリー夫人』をテーマに、ユーモラスで官能的に描いた大人のためのファンタジー映画『ボヴァリー夫人とパン屋』。
フランス西部にあるノルマンディー地方の片田舎で妻と息子と静かに暮らすマルタン。パリの出版社で12年間勤務した後、故郷に戻って稼業のパン屋を継いでいた。平穏な生活を求めて故郷に戻ったものの、単調すぎる毎日の生活において、唯一の救いは文学だけだった。
そんなある日、向かいにイギリス人夫婦のジェマとチャーリー・ボヴァリーが引っ越してきてマルタンの生活は一変する。愛読書である『ボヴァリー夫人』を彷彿とさせるジェマの魅力にどんどん引き込まれていくマルタン。
ついに、美青年と情事を重ねるようになってしまったジェマがボヴァリー夫人と同じ悲劇的な運命を辿るのではないかと心配するマルタンは、思いがけない行動に出ることに……。そして、マルタンが目撃する予想を超えた衝撃のラストとは?
マルタンを演じたフランスの名優ファヴリス・ルキーニは、絶妙な表情で観客を魅了し、監督も「この役は彼しかない」