2018年3月2日 11:00
次世代の浅田真央に! 女子フィギュア・紀平梨花は15歳の新星
熱戦の興奮冷めやらぬうちに幕を閉じた平昌五輪。その代表選考を兼ねた昨年の全日本選手権で、初出場ながらシニア選手を抑えて表彰台に立った選手がいた。15歳の新星・紀平梨花だ。
15歳の新星・紀平梨花が魅せる!新時代を告げるトリプルアクセル。
年齢制限のため代表からは外れたものの、彼女が演技で見せた圧巻のトリプルアクセルは、観客の胸にその存在を刻み付けた。
「紀平選手はジャンプのとき、体軸がしっかりと一直線に締まり、見ていて美しい。もちろん筋力もありますが、天性の身体感覚によるものでしょう。体操の白井健三選手に近いものを感じますね。
だからジャンプを怖がっていないし、難しい技でも自信をもって、あっけらかんとやってのけている印象を受けます」
そう語るのは、フィギュアスケートの取材歴も長い、スポーツライターの折山淑美さん。14歳にして女子史上7人目のトリプルアクセルジャンパーとなり、昨年は国際大会で女子史上初となるトリプルアクセル―3回転トゥループの連続技にも成功した紀平選手。その才能は、女子フィギュアの世界の、“新しい時代”の訪れを予感させるという。
「難度の高いジャンプを次々に決める姿に、間違いなくほかの選手は危機感を抱いていると思います。