2015年9月30日 18:45
初来日のボスにも会える!『プラド美術館展 ―スペイン宮廷 美への情熱』
初来日のボスにも会える!『プラド美術館展 ―スペイン宮廷 美への情熱』
世界有数の美術館として知られるスペインのプラド美術館。歴代の国王たちが集めた作品をもとに、1819年に王立美術館として開館した同館は、ヨーロッパの名だたる画家たちによる名画を数多く所蔵しています。
その質の高いコレクションから100点以上の絵画が来日。10月10日から、三菱一号館美術館で『プラド美術館展 ―スペイン宮廷 美への情熱』がはじまります。
スペイン3大画家のエル・グレコ、ベラスケス、ゴヤをはじめ、ルーベンスやボスなどの作品が一堂に集結。見ごたえある企画展に仕上がっています。
本展の特徴は、小さなサイズの作品が集まっている点です。木やカンバス、銅板などの素材を使ったあらゆるジャンル、テーマにわたる絵画が紹介されていますが、画家の筆跡や質感など細部まで鑑賞する楽しみをもてるのは小品ならでは。
特に、三菱一号館美術館のクラシカルな雰囲気のある展示室に飾られていると、巨匠たちの小さな作品により親しみをもてます。
数ある展示作品のなかでも特にオススメは、奇想の天才画家ヒエロニムス・ボスの《愚者の石の除去》です。世界で現存する真筆作品が20点ほどというボスの作品は日本ではなかなか見られないので、今回の展示はかなり貴重。