2015年10月27日 08:00
税金上げても消費の冷え込みは回復する? 知っておきたい消費税の話
1989年、竹下内閣のときにスタートしました。
日本の人口はこの先も減り続けますし、高齢化社会で医療費も1兆円規模で膨らんでいっています。このぶんでいくと、25%まで引き上げないと財源が確保できないと財務省は公言しています。そこまで上がると、ますます物が買えなくなりますよね。ただでさえ、デフレが続いて、賃金が上がらない、物が買えない、物が売れないから賃金がまた下がるという悪循環になっています。ただ、専門家は、「税金を上げた直後は消費が冷え込んでも、数年たてばまた消費されるようになる」と予測しています。消費税増税が嫌ならば、別のどこからお金を捻出したらいいのかを考えなければなりません。
◇ほり・じゅんジャーナリスト。
NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN
※『anan』2015年10月28日号より。写真・中島慶子文・黒瀬朋子
『虎に翼』”俺たちの轟”鉄拳制裁に反響「朝からスカッと」「今週も轟株はストップ高」