2015年11月14日 18:30
「いつまでも女でいたい」と願う不器用な女性のリアルとは?映画『午後3時の女たち』
『午後3時の女たち』
サンダンス映画祭で監督賞を受賞し、さらにクエンティン・タランティーノも“2013年ベスト映画10”に選出するなど、日本でも公開が待たれていた映画『午後3時の女たち』。アラフォー女性が自分自身を見つめていく様子がリアルかつ大胆に描かれていると絶賛されている話題作です。
主婦のレイチェルは、エリートで優しい夫とかわいい一人息子と共に幸せな生活を送っているかのように見えていた。しかし、何か満たされない思いを抱え、徐々に女性としての魅力を失っていくことへの焦りを感じていたレイチェルは、心理カウンセラーのもとに通い、セックスレスを相談していたのだった。
そして、ある日レイチェルは友人たちと遊びに行ったストリップクラブで、若く美しい魅力を放つストリッパーのマッケナと出会う。自分が失った若さと奔放さを持つマッケナに興味を持ち、どんどん惹きつけられるレイチェルは、住むところを失ったマッケナを自宅に招き、住まわせることにする。
順調に思えた共同生活だったが、マッケナはただのストリッパーではなかったことがわかり、家族や友人との関係が予想外の方向へと向かってしまう。そして、レイチェルが失ってはじめて気がついた大切なものとは……?
本作で監督デビューとなるのは、長年テレビの脚本や製作を手掛けてきた新鋭女性監督のジル・ソロウェイ。