2019年6月16日 18:00
恋は淡々と!? しいたけ.さんが説く“令和”らしさとは?
“元年”だからこそ、心に留めておきたい、これからのこと。しいたけ.さんの「令和論」です。
恋愛のありかた
ここ最近、僕の周りで、同性愛カップルのほのぼのとした日常を描いたドラマ『きのう何食べた?』を見るとすごく癒される、という声をよく聞きます。確かにこの作品って、今の時代の恋愛観をすごく象徴しているような気がするんですよね。これまでの恋愛ドラマって、すれ違いがあって別れて、それでも忘れられなくて結婚式に殴り込んだり、誤解があってもそれを乗り越えてお互い成長していくみたいな展開が王道だったと思うんですけど、この作品ではそういったエネルギーの消費量が多いことが起こりません。
その他にも、今うけているコンテンツって、そこに成長や目標といった要素をはらまないものが多い気がしていて。今の時代、人はもう何かを乗り越えることがだるくなってきている気がするし、ある種、幸せって目標がないことだとも思うんです。だからこれからは、もう少し恋愛における“成長予算”を減らしてみてもいい気がします。
例えば、一緒にいる理由を追求しないとか、ゴールを明らかにしないとか。ただ、なんとなく気が合うから一緒にいるみたいな、もっと感覚的なものを大事にしてみてください。