小篠恵奈「ちゃんと生きていかなきゃいけない」心がえぐられた瞬間を語る

落ち込むときは、何もせずにひとりで落ちるとこまで落ちるみたいな感じで、けっこう自分で解決できてしまうタイプなんです。

そういう意味では、不器用ながらも誰かを頼って一生懸命生きようとするあざみさんに対して、どこかうらやましさはあったと思います。ただ、現実にいたら友達にはなれないかもしれないですけど（笑）。

あざみさんを演じるなかで苦しさを感じることもあった

―同じ女性から見ると、意見がわかれそうなタイプかもしれないです。

小篠さんもちろんわからなくもない部分もあるんですけど、男の人で心の隙間を埋めるのではなく、もっとほかのことにも目を向けたらいいのにとアドバイスしたくなりますよね。

でも、それだと彼女にはしっくりこないのかなと思うと、少し切なくなるのですが……。「飲みに行って、一回ゆっくり話そうか？」と言いたくなる感じですね（笑）。

―確かに、あざみさんが抱えている孤独や苦しみを見ていると、手を差し伸べたくなりました。

小篠さんあざみさんって、何もよけずに全部にぶつかってダメージを受けているところがありますよね。監督からも「あざみさんは、泣くのを必死に我慢しながら生きている子」