くらし情報『世界に誇る安全技術! いまだ新幹線は日本経済活性化の要だった』

2016年7月4日 14:00

世界に誇る安全技術! いまだ新幹線は日本経済活性化の要だった

それが4時間で移動できるように。この時短によって年間2500億円の効果があったといわれています。ちなみにGDPは1973年に100兆円を超え、現在は500兆円規模なので、経済規模は40年で5倍に増えました。

昨年、金沢まで北陸新幹線が開通しましたが、日本政策投資銀行の試算によると、首都圏から石川県への人の流入数は観光で3割増し。ビジネスで27.8%増。消費など直接的な経済効果は、年間61億円。ビジネスで20億円。二次的な波及効果を含めると124億円にのぼるそうです。


日本の新幹線は、脱線や衝突を防ぐ技術に優れていて、50年間ほぼ無事故。地震検知警報システムも完備され、安全面は保証済みです。ただ、導入コストが高いので、インドへの輸出は決まりましたが、アメリカやインドネシアへの輸出はかないませんでした。

安倍総理は2020年までにGDP600兆円を目指しています。クリアするためにも重要な産業です。今後も新幹線が延びて利用者が増え、日本経済の活性化につながると良いですね。◇堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。
2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。

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