くらし情報『世界に誇る安全技術! いまだ新幹線は日本経済活性化の要だった』

2016年7月4日 14:00

世界に誇る安全技術! いまだ新幹線は日本経済活性化の要だった

堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN

意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「新幹線」です。

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今年の3月に北海道新幹線が開業。東京-新函館北斗間が、4時間2分で行けるようになりました。

日本に初めて新幹線が走ったのは、1964年、東京-新大阪間でした。
新幹線は踏切なしに高速で走るため、専用のレールが必要で、建設には莫大な費用がかかります。'64年の東海道新幹線の総工事費は当時のお金で3800億円。東京オリンピックの開催に合わせて、東名高速道路とともに建設が進められ、世界銀行が8000万ドル貸し付けてくれました。これらは日本の戦後の復興の象徴だったんです。

1973年には「整備新幹線」として、北海道、東北、北陸、九州(鹿児島ルートと長崎ルート)の5つの路線を通す計画が立てられました。でも、まだ全ては完成していません。

速い列車がそれほど必要なのか?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、新幹線建設による経済効果は大きいんですね。やはり人とモノの移動が活発になると経済も活性化します。
新幹線が開通する前、東京-大阪間は特急列車で6時間50分かかりました。

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