オススメは7月12日、13日の“鉾曳き初め”。一般の方でも鉾が引ける行事なので、祇園祭に参加したい方はぜひ」
祇園囃子に包まれる、7月の京都。祭りのムードを思い切り楽しもう!
続いて、祇園祭を楽しむためにも知っておきたい、素朴な疑問を山村さんに聞いてみました。
――祭りの期間中、きゅうりを食べないってホント?
「もともとは、八坂神社の神紋が輪切りにしたきゅうりに似ていることで、“恐れ多い”ゆえに食べないという習わしがありました。しかし現在は、その習慣を守っている人は見かけません。みんな食べてますよ」
――お囃子が、古代ヘブライ語だって噂があるけど…。
「どの祭りも大きく捉えたら大陸からなんらかの影響を受けていると思うので、そうなのかも…?としか…。というか、京都の巷ではこの説はほぼ話題に上りませんし、京都生まれの私も、今回初めて聞きました(笑)」
――山鉾巡行は、どこで見るのがいいの?
「初心者であれば御池新町。
辻回しは主に3回行うのですが、御池新町は3回目なので若干人も少なく、曳き手も慣れて精度も高い。四条河原町は一番最初の辻回しなので、混雑必至。避けたほうがいいでしょう」