2022年4月10日 20:40
アジカン・後藤「どれだけ儲かるかより…」 新アルバムに込めたもの
ASIAN KUNG-FU GENERATIONの約3年半ぶり、結成25周年を迎えてリリースされた10枚目のアルバム『プラネットフォークス』にはとてもバリエーション豊かな粒揃いの楽曲が揃っている。
それぞれの良さを持ち寄って合体させるのがバンド。
「楽しく作れたのがよかったですね。自分のスタジオワークの経験も活きたし、買いためた機材も『やっぱりこれいるよね』っていうことが多くて大体使いました。前作はまだそれをうまくはめるための挑戦が多くあって音像の面で戦わなきゃいけないことがあったんだけど、パズルのピースを集めていく感じでひとつの絵になった感じがした。普通に録れば良い音になるっていうところまで自分の経験値やスキルが上がっていて安心して作業してました」(後藤正文/Vo&Gt)
作曲をボーカル&ギターの後藤さんとベースの山田さんとで共作した曲が多く収められている。なかでも「雨音」のエイティーズ感が新鮮だ。
「山ちゃんのデモの段階ではもっと展開が多かったんです。
でもライブでやることを想像すると、みんな苦しむなって思ったから削っちゃいました。輪唱も含めて結構複雑なコーラスが乗っていて、『ここは山ちゃんがやりたいことなんだろうな』と思ってそこはそのままにした。