2022年12月5日 21:00
あったか~い夜食とクスッと笑える話に癒される…現役看護師が描くコミックの続編
クマとサケが営む甘味処に、悩みを抱えた人たちが夜な夜な訪れる、中山有香里さんの『泣きたい夜の甘味処』。その続編が、“出前スタイル”に形を変え、『疲れた人に夜食を届ける出前店』としてリリースされた。
読んでも作っても心の栄養になる夜食のチカラ。
「前作も今作もSNSで発表した作品がもとになっていて、前作は1話が10ページ程度のボリュームでした。忙しくて原稿が進まないとき、フォローしていただいている方に少しでもお返ししたくて、1ページのマンガにしたのが続編のきっかけです。前作でも活躍したクマとサケが、フォロワーさんに食べ物を持っていくていで描き始めました」
中山さんは現役の看護師でもあるのだが、夜食に対する思いも強い。
「憧れの夜食は、おにぎりとソーセージと卵焼き。ほかにも翌日の罪悪感を考えるとなかなか食べられない甘いものやガッツリしたものも、絵で食べた気になってもらおうと、いろんなメニューを用意しました」
さらに前作は“泣きたい夜”がテーマだっただけに、食べる側のエピソードに寄ったしっとりとした内容が多かったが、今作はコミカルな要素が多いのも特徴となっている。
「たぶん私自身が楽しんで描いているのが、そうなった一番の理由です。