くらし情報『白紙運動で流れは変わるか? 習近平政権、3期目に突入』

2022年12月26日 20:00

白紙運動で流れは変わるか? 習近平政権、3期目に突入

意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「習近平政権3期目」です。

独裁体制の続く中国。白紙運動で流れは変わるのか。
白紙運動で流れは変わるか? 習近平政権、3期目に突入


10月23日に中国で習近平政権の3期目が始まりました。中国の政治は、毛沢東後は、共産党幹部たちが複数人で協議をし、最終的に皆で合意をして決める仕組みでした。しかし、習近平政権になってからは、集団指導体制ではなく習近平指導体制に変わっていきました。国家主席の任期も憲法で2期10年までとされていましたが、2018年にその期限は撤廃されました。


習近平国家主席は、国民からの支持を集めるために、汚職の摘発に力を入れました。不動産業の大手・中国恒大集団が経営危機に陥っても、取引に不透明なところがあるとして、国は救済しませんでした。急成長したアリババに対しては、いきなりトップを呼び出し叱りつけておとなしくさせました。

習近平体制になってからは、中国の躍進は目覚ましく、経済成長を背景に強い支持と強権を集めていきました。自らの政治基盤を固め、執行部のなかでも異を唱える人たちを要職からはずし、習主席のゼロコロナ政策を支えてきた人たちが党最高指導部のナンバー2やナンバー5に起用されています。

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